クリスマスのモンマルトルを歩く

今日はクリスマス。再びモンマルトルにやってきた。今度は別の場所から歩くことにする。まずクリシー通りのブランシュ広場にある有名なムーラン・ルージュ。
ルピック通りとジョゼフ・ド・メストル通りの交わるあたりは雰囲気がある。
ルピック通りを上がっていく辺りに画家のフィンセント・ファン・ゴッホが彼の弟であるテオと住んでいた住居がある。
彼は1886年から88年という彼のパリ時代をここで過ごしている。
彼の浮世絵への傾倒もこのパリ時代のことである。彼のこの住居での生活はまさに画家としての彼の大きな転機となったのである。



彼は1888年にこの家からプロヴァンス地方のアルルに移り住んだ。
ルピック通りは坂道である。それを上って行く。
かつてのダンスホールだったムーラン・ド・ラ・ギャレットにたどり着く。
昔を偲ぶものはこの風車である。



現在の「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」はレストランである。



マルセル・エメ広場にあるのがこの「壁抜け男 (Le Passe-Muraille)」である。
マルセル・エメ広場に面しているこの建物にかつて作曲家・指揮者だったデジレ＝エミール・アンゲルブレク (Désiré-Émile Inghelbrecht 1880～1965) が住んでいた。
再び「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」が見えてきた。
アベス通り。
ムーラン・ルージュに戻ってきた。

SONY α9 II
FE 24-105mm F4 G OSS
（Dec.25 2019@パリ）