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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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南フランス・アンティーブ、マリンランドの三つ子の赤ちゃんは2頭の雄(オス)と1頭の雌(メス)と発表

南フランス・アンティーブ、マリンランドの三つ子の赤ちゃんは2頭の雄(オス)と1頭の雌(メス)と発表_a0151913_0511893.jpg
Photo(C)Marineland Côte d'Azur

南フランスのアンティーブにあるマリンランド (Marineland Côte d'Azur) で12月下旬に12歳の雌(メス)のフロッケが産んだ三つ子の赤ちゃんの性別判定の結果が正式に発表されました。2頭の雄(オス)と1頭の雌(メス)だそうです。つまり昨日の投稿のパターンでは ③ FMM が正解だったということになります。私の予想は今回も全く外れてしまいました。
南フランス・アンティーブ、マリンランドの三つ子の赤ちゃんは2頭の雄(オス)と1頭の雌(メス)と発表_a0151913_1125281.jpg
Photo(C)Marineland Côte d'Azur

マリンランドはいささか不可思議なことを言っています。この三つ子の赤ちゃんの性別について事前には(性別と体の大きさ)について疑いを抱いており、雌(メス)の赤ちゃんは雄(オス)の赤ちゃんよりも体がやや小さいことが多いといった(一般的な)認識(*注 - フランス語の文法上では接続法 - subjonctif で述べるべきものを何故ここで直説法 - indicatif で述べているのかはやや疑問です)に疑問を抱いていたかのようなことを述べています。マリンランドはこの点について詳しいことは述べてはいませんが、性別検査の結果が事前に疑っていた認識とは異なっていたのか、それとも同じであったのかについては明確には述べてはいません。過去の実例を振り返ってみますとこの時期のホッキョクグマの赤ちゃんの性別と体の大きさの差異という問題はそう単純な話ではないということだけは正しいでしょう。

今世紀に入ってからの飼育下の三つ子の誕生例で性別を振り返ってみれば、2002年のウスラーダ(レニングラード動物園)の三つ子は雄(オス)が3頭です。2005年のフギース(アウヴェハンス動物園)は雄(オス)が2頭、雌(メス)が1頭です。2011年のシモーナ(モスクワ動物園)も雄(オス)が2頭、雌(メス)が1頭でした。私は実際にシモーナの産んだ三つ子を見ていますので、それと同じ性別パターンなのが今回のフロッケの産んだ三つ子ということになります。この雄(オス)が2頭、雌(メス)が1頭というパターンは母親が子供たちにどう接するかを観察する上ではポイントがあります。2頭の雄(オス)が結託して1頭の雌(メス)を圧倒するといったパターンになりがちなのです。過去の映像で判断する限り母親のフギースは2頭の息子たちにとりわけ厳しく接することによって残りの1頭の娘を擁護したように思います。一方でシモーナは(私が実際に見た限りでは)彼女が1頭の娘の側に立つことによって娘を擁護して全体のバランスを保ったといった感じでした。今回のフロッケは果たしてどうでしょうか? 私の予想ですが彼女はフギースのやり方ではなくシモーナのやり方を行う気がします。以前から述べていますが、「ホッキョクグマの赤ちゃんを見る」ということは実は「ホッキョクグマの母親を見る」ということに他ならないのです。

(資料)
Marineland Côte d'Azur (Mar.13 2020 - ON CONNAÎT ENFIN LE SEXE DES TRIPLÉS OURS BLANCS NÉS À MARINELAND !)

(過去関連投稿)
南フランス・アンティーブ、マリンランドでホッキョクグマの三つ子の赤ちゃん誕生!~ 「カザン血統」猛進
南フランス・アンティーブ、マリンランドで誕生の三つ子の赤ちゃんの両目が開く
南フランス・アンティーブ、マリンランドで誕生の三つ子の赤ちゃんの性別予想コンテストが開始
by polarbearmaniac | 2020-03-14 04:47

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