エストニア・タリン動物園でのラスプーチン (Rasputin) とフリーダ (Friida) の同居開始初日の様子

ラスプーチン（左）とフリーダ（右）　

Photo(C) Annika Tammur/Tallinna Loomaaed

エストニアのタリン動物園ではノルト(Nord) というパートナーを失ってしまった雌（メス）のフリーダ (Friida)でしたが、イギリスのヨークシャー野生動物公園から昨年11月に彼女の新しいパートナーとしてラスプーチンがタリン動物園に来園し、そして13歳のラスプーチンと18歳のフリーダとの間の繁殖を目指してタリン動物園はその準備を開始したところまでが前回の投稿でした。さて、その後の様子を順番に見ていきましょう。

Photo(C) Inari Leiman/Tallinna Loomaaed

2月27日の「国際ホッキョクグマの日」にラスプーチンとフリーダとの間の同居が遂に開始されたことをタリン動物園は伝えています。その様子を映像で見てみましょう。かなり長い映像です。当然ですが体の大きいほうがラスプーチン、小さな方がフリーダです。最初に攻勢を取ったのは体の小さいフリーダでした。しかし次第にラスプーチンが雄（オス）としての力の優位性を発揮しています。にもかかわらずフリーダはかなり善戦し、ラスプーチンにちょっかいを出し続けています。新しいペアの同居開始の映像としては非常に見応えのあるものになっています。

私の見たところ、この二頭の相性が良いかと言えば、必ずしもそうとも断言できないような気もしますが、この二頭の同居開始の初日とすればまずまずのところだと思います。

（資料）

Tallinna Loomaaed (Feb.27 2021 - HEAD RAHVUSVAHELIST JÄÄKARUPÄEVA!)

Delfi (Mar.1 2021 - Jääkarude Friida ja Raspi suhe algas mõurates ja kaisutades)

（過去関連投稿）

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エストニア・タリン動物園がラスプーチン (Rasputin)とフリーダ(Friida) の同居に向けて慎重に準備を開始