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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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モスクワ動物園の重傷を負ったディクソン(Диксон) へのリハビリ計画が実行中 ~ 驚くべき生きる気力の充実

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ディクソン (Диксон) Photo(C)Московский зоопарк

ロシア極北のディクソン (Диксон) の集落付近で散弾によって重傷を負って保護・治療のために9月6日にモスクワ動物園に移送された推定3歳の雄(オス)のホッキョクグマのディクソン (Диксон) のその後の様子です。
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ディクソン (Диксон) Photo(C)Московский зоопарк

モスクワ動物園ではディクソンに対して用意されたリハビリ計画に沿ってトレーニングも行っています。前脚を格子の外に出したり口を開いたりといった行動を行わせるために、彼にはリンゴや肉を小さく切ったものを代償として与えることによってディクソンに対するトレーニングが進められています。食べ物を与える際には箱や紙に食べ物を入れておき、、ディクソンがそれを「手に入れる」ことに興味を持てるようにしています。高さの違うも場所に置くことでディクソンの動きを刺激し、手を伸ばして餌を取ることができるようになったそうです。こういったこディクソンの日常生活は明るくなり、心身の状態も良くなっているとのことです。モスクワ動物園の専門担当者のイワン・パジェノフ氏は「私たちは常に彼と接触しています。つまり、約15~20分ごとに職員がやってきて、ディクソンが眠っているのを見たら触らず、彼がコミュニケーションの準備ができているのを見たら、彼の生活を明るいものにするのです。」と語り、ディクソンへのトレーニングをどういったタイミングで行うかについても語っています。
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ディクソン (Диксон) 
Photo(C)ТВ Центр/Московский зоопарк

ここで9月26日から30日までのディクソンの様子を、モスクワ動物園が公開した映像を繋ぎ合わせたものを下に御紹介しておきます。下をワンクリックして下さい。

モスクワ動物園の重傷を負ったディクソン(Диксон) へのリハビリ計画が実行中 ~ 驚くべき生きる気力の充実_a0151913_02464713.jpg
ディクソンがモスクワ動物園に来たときは108kgだった体重が、今では130kg以上になっているそうで、モスクワ動物園では、野菜や魚を多めに配給し、訓練用にゆでた肉を与えてもいるそうです。次の映像はロシアのTVニュースの映像です。


ディクソンは複数の銃創があり、後脚が麻痺し、胸、頭、背骨に金属が入っていることが検査によって判明しており、さらに椎骨の骨折、脊髄の挫傷、脊髄症も負っていて下半身不随であり、当初は生きる見込みがないと考えられたわけですが、そのディクソンが驚くべき生きる気力を見せています。危篤状態をなんとか乗り越え、リハビリにも素晴らしい対応をしてくれているそうです。彼の居場所の一般的な清掃や部屋のフローリングの張り替えなど、専門家が毎日ディクソンのためにより良い環境を整えています。"あらゆる種類の箱" "食料の隠し場所" にあらゆるものを入れます。 「まず、環境を豊かにし、ケージ内の精神的・身体的な状態を改善するということで彼の動きも活発になります。」とパジェトノフ氏は語ります。ディクソンは、すでに標準的な体重になったため、高炭水化物食から通常のホッキョクグマの食事に切り替えられ、今は魚や野菜、生肉が多くなっているとのこと。彼の回復にはまだ時間がかかると思われるものの、パジェトノフ氏はリハビリを続け、さらなる成果を期待したいと語っています。次は、そういったことを報じ散るロシアの別のTV局のニュース映像です。下をワンクリックして下さい。

モスクワ動物園の重傷を負ったディクソン(Диксон) へのリハビリ計画が実行中 ~ 驚くべき生きる気力の充実_a0151913_03102466.jpg
モスクワ動物園のアクーロヴァ園長は9月30日に以下のように語っています。「獣医師たちはディクソンのリハビリ計画を更新しました。ロシア国外のリハビリ専門医との協議を経て、モスクワの獣医師はディクソンの長期リハビリ計画を新たに提示しました。専門の担当者たちがすでに積極的に行っている足への刺激や生息環境の充実に加えて、専門家はトレーニング中にディクソンの姿勢を頻繁に変えること、つまり座ったり横になったりを交互に繰り返すよう促すことを推奨しています。リハビリテーション活動では、正しいポジショニングの練習を追加しています。トレーニングには、横になった状態で体を回すことが必要で、これは筋肉が正しい体勢を保つのに役立ちます。また、ディクソンは脚を正しい位置に持っていけるように手助けをする必要があります。彼は体の部分を正しく再配置することを学ぶ必要があります。専門家は、可動性を高めることに加えて、スロープの設計を改善することを推奨しました:より長く、より緩やかにすることです。また、ホッキョクグマの囲いには、ざらざらした表面や人工芝など、異なる表面を使用することも提案されました。そうすることでディクソンは徐々に空間における位置の感覚を取り戻すことができるのです。」 
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ディクソン (Диксон) Photo(C)Московский зоопарк

リハビリ計画もよりよく改善するために修正を行いつつ、モスクワ動物園は懸命にディクソンへの治療に取り組んでいます。

(資料)

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by polarbearmaniac | 2022-10-01 03:00 | Polarbearology

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