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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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奇々怪々とした話 (前)

まず、読売新聞(秋田版)の本日(2009年12月24日)付の記事にホッキョクグマの所有権関連のことが掲載されていますのでご覧下さい。リンク切れになることがありますから、以下にコピーもしておきます。

~ホッキョクグマ 釧路と相互貸与~

> 県は、東欧の動物園から生後9か月のオスのホッキョクグマを購入する。ただし、子グマの行き先は、オスの「豪太」(6歳)がいる男鹿市の男鹿水族館「GAO」ではなく、北海道の釧路市動物園。豪太の花嫁として釧路から貸し出されるメスをなるべく長く男鹿に留めるために、子グマは釧路へ「将来の花婿候補」として貸し出される。「秋田県の子グマ」を地元で見られるのは、「釧路で成長し、繁殖の役目を無事果たした後」になるかもしれないという。

>県から委託を受けているGAOはもともと、繁殖期を迎える豪太のパートナーとしてメスを入手するため、2005年度から県予算で毎年1630万円の購入費を計上してきた。昨年10月、東欧の動物園で子グマが生まれそうだという情報をつかみ、動物商と入手契約を締結。さらにその翌月には、メスと判明し話題を呼んだ釧路市動物園の「ツヨシ」を貸し出してもらうよう、釧路市に申し入れた。

>今年5月、東欧の子グマがオスと分かり、入手契約はいったん解除。その後の釧路市との話し合いの中で、「相互貸与方式がいいのでは」と意見が一致し、動物商に入手契約を留保の形にしてもらったという。

>釧路市は今月1日、3頭いるホッキョクグマのうち、メスの「クルミ」(12歳)かツヨシ(6歳)のいずれかを、早ければ来秋に男鹿に貸し出すと発表した。それを受け、動物商がオスの子グマ獲得に動いており、現在、当該国政府からの輸出許可を待っているという。

>釧路市からのメスの貸与期間は決まっておらず、相性が悪いと判断されれば、繁殖を待たずに別の動物園に移されるかもしれない。しかし、県が購入する子グマは4~5年後に繁殖適齢期を迎えるため、「釧路で繁殖を待つ間は、男鹿にメスを置き続けてもらえるはず」と県は算段する。

>ホッキョクグマは、どの動物園、水族館でも展示の目玉。GAOは、「豪太ファミリー」をできるだけ長く男鹿で展示したい考えだ。しかし、子グマの所有権は「移動してきた親の側が持つ」のが飼育の慣例で、GAOが所有できるのは第2子以降になるとみられる。あとは、釧路で繁殖を終えたオスと、その第1子が男鹿に来るのを期待するしかない。

>県が購入する子グマは、体への負担を軽減するため東欧から直接釧路に送られる見込み。ただ、豪太の花嫁が来るよりも早く手続きが済めば、釧路の飼育スペースに空きがないため、一時的に男鹿に来ることになるという。

>GAOでは、ツヨシかクルミが来るのを見越して館内を改装する構想を練っている。ホッキョクグマを所管する県観光課は、「子グマが1歳を迎える3月から6月頃の購入を目指しており、できれば男鹿でも見られるようにしたい」と話す。
(2009年12月24日 読売新聞)


私はもともとマスコミをほとんど信用しない人間です。ある複数の出来事があって以来、日常的にはマスコミのことを「マス〇ミ」と呼ぶほどに嫌悪しています。ですので、非常にdeepに取材してあるかのように見えるこの記事についても、本来は信用すべきでないと考えています。しかし...この上の記事には入念に取材して書かれたような具体性も感じます。そして仮にこれが事実とすれば奇々怪々な話のように思われますが.....。

(続く)
by polarbearmaniac | 2009-12-24 20:30 | Polarbearology

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