街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2018年 02月 12日 ( 1 )

チェコ・プラハ動物園の三頭のホッキョクグマたちに園内で展示が終了した氷のオブジェをプレゼント

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トムとベルタ Photo(C)Zoo Praha/Petr Hamerník

チェコのプラハ動物園には31歳の雌(メス)のボラ (Bora)、そして彼女の娘である14歳のベルタ (Berta/Framina)、そしてそのベルタのパートナーの10歳の雄のトム (Tom) の三頭が飼育されています。特に以前に成育はしなかったものの出産だけはしたことのあるベルタはパートナーであるトムとの間での昨年暮れも出産が期待されていたのですが昨年2017年の繁殖シーズンには成功しなかったようです。非常に残念なことです。

さて、1月中旬には飼育展示場にこの三頭のホッキョクグマたちが再び勢揃いしてコーンなどのおもちゃのプレゼントがあったわけですが、ちょうどその頃プラハ動物園の園内には展示用のホッキョクグマの氷のオブジェが制作されていたようです。その制作の様子とホッキョクグマたちの姿を下の映像で見てみましょう。ワンクリックすると開始画面に移行します。
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さて、二週間ほどでその展示が終了した後にその氷のオブジェがホッキョクグマたちにプレゼントされたそうです。
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Photo(C)Zoo Praha
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トム、ベルタ、ボラ Photo(C)Zoo Praha/Petr Hamerník

この氷のオブジェの制作の様子を見ていますと思わずチェコのボヘミアングラスのことを連想してしまいます。もう二十数年前、まだ欧州に住んでいたときのことですが私はたまたま出張先のプラハでこのボヘミアングラスの素晴らしい灰皿を買って自宅の応接間のテーブルの上に置いて飾っていました。非常に分厚いガラスで作られていたその表面は見事な装飾のカットがなされていた一品でした。私自身は家では喫煙しませんので単なる飾りのつもりでした。ところがある日、そのテーブルの上を拭こうしてその灰皿を持ち上げたところ、落下させたわけではないにもかかわらず急に私の手の上で真っ二つに割れてしまったのには驚きました。何故こんな厚いガラスで作られているのに割れるのかと首を傾げてしまいました。その翌日の早朝のことでした。日本から私の自宅に電話があり、その内容は私の祖母が急死したという連絡でした。会話が終わって受話器を置いた私は、前日に何の兆候もなく真っ二つに割れてしまったボヘミアングラスの灰皿のことをとっさに思い出し背筋に寒気が走りました。その体験以来、私にとってはボヘミアングラスは不吉なものの象徴となってしまったというわけです。

(資料)
Ahaonline.cz (Jan.26 2018 - Úžasná podívaná na šelmy v pražské zoo: Sežrali medvídě a tučňáky)

(過去関連投稿)
チェコ・プラハ動物園とロシア・クラスノヤルスク動物園のホッキョクグマのお誕生会
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by polarbearmaniac | 2018-02-12 02:00 | Polarbearology

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