街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

2018年 03月 19日 ( 1 )

シカゴ・リンカーンパーク動物園でシークーと来園したばかりタリーニの同居が早々と開始

a0151913_1039295.jpg
タリーニとシークー Photo(C)Nancy Stone/Chicago Tribune

アメリカ・シカゴのリンカーンパーク動物園にデトロイト動物園から13歳の雌(メス)のタリーニ (Talini) が来園したのは今月3月の初旬のことですが、リンカーンパーク動物園は早速15日からこのタリーニと8歳の雄(オス)のシークー (Siku) との同居の試みが早々と行われたそうです。同園の公式映像でその様子を見てみましょう。



なかなか上出来は滑り出しだと思います。タリーニの来園は繁殖が目的ですし現在は3月ですので同居を開始させる時期としては絶好なのですが、いかんせんタリーニは生まれ故郷のデトロイト動物園からシカゴへ移動してきてからまだ二週間ほどだったわけで果たしていつからシークーとの同居が開始されるのかと思っていましたら非常に早く実現したのには安心しました。
a0151913_2471350.jpg
タリーニ (Talini the Polar Bear) Photo(C)Lincoln Park Zoo

そういえば2016年の3月1日に釧路市動物園からツヨシが横浜のズーラシアに移動してきたわけですが(つまりタリーニと同じ3月初頭の移動)、彼女とジャンブイとの同居の開始は翌年ではなかったでしょうか。1991年生まれと推定される野生出身のジャンブイの年齢を考えれば、早くツヨシとジャンブイとの同居を開始させるべきだと思ったわけですがズーラシアは非常に悠長に構えていたと思いました。同好の方々のうち、そういったズーラシアの悠長さに疑問の声を上げた方がいたのかどうかについては私は全く知りません。ただし、そのような悠長さはアメリカの動物園は持たないことは間違いないでしょう。何故なら現在のアメリカの飼育下のホッキョクグマの情勢を考えればタリーニとシークーの繁殖のための同居の試みを一日でも早く実現させることは重要なことなのです。ところが日本の飼育下のホッキョクグマの情勢はアメリカ以上にはるかに厳しいわけで、そういったことの現状認識についてズーラシアがどう考えていたのか、そして同好の方々がどう考えていたのかについて私は知る由もありません。

(資料)
Lincoln Park Zoo (Mar.14 2018 - Zoo Welcomes New Polar Bear)
Chicago Tonight | WTTW (Mar.16 2018 - Lincoln Park Zoo Welcomes New Polar Bear Talini)
(*追加資料)
Chicago Tribune (Mar.19 2018 - New polar bear Talini at Lincoln Park Zoo)

(過去関連投稿)
シカゴ・リンカーンパーク動物園の「ホッキョクグマ啓蒙週間 (Polar Bear Awareness Week)」
アメリカ・シカゴ、リンカーンパーク動物園のアナーナがノースカロライナ動物園へ ~ 新施設建設とSSP
アメリカ・シカゴ、リンカーンパーク動物園にルイヴィル動物園のシークーが突如姿を現す
アメリカ・シカゴのリンカーンパーク動物園でシークーの一般公開が開始 ~ 新飼育展示場がオープン
アメリカ・シカゴのリンカーンパーク動物園でのシークーへの健康チェック・トレーニング
アメリカ・シカゴ、リンカーンパーク動物園にピッツバーグ動物園からコービーが来園 ~ シカゴにまた新ペア
アメリカ・シカゴ、リンカーンパーク動物園のコービーが亡くなる

アメリカ、デトロイト動物園のベアレ逝く ~ 20歳で初出産に成功したサーカス出身のホッキョクグマの生涯
アメリカ・デトロイト動物園のタリーニとヌカの冬の日 ~ 繁殖に輝かしい歴史を誇る同園期待のペア
アメリカ・ウィスコンシン州、ヘンリー・ヴィラス動物園のスーカーが繁殖目的で他園に移動へ
アメリカ・デトロイト動物園に突然姿を現したヘンリー・ヴィラス動物園のスーカー
シカゴ・リンカーンパーク動物園に姿を現したデトロイト動物園のタリーニ ~ 大胆な移動の背景
「ロシア血統の謎」に迫る(5) ~ ジャンブイ(横浜・ズーラシア)の幼年時代の映像が示す深い謎
by polarbearmaniac | 2018-03-19 03:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ポーランド・ワルシャワ動物園..
at 2018-04-22 23:45
スコットランド、ハイランド野..
at 2018-04-21 23:45
シンガポール動物園のイヌカが..
at 2018-04-20 23:00
ロシア南部 ロストフ動物園の..
at 2018-04-19 23:45
ロシア・シベリア中部のクラス..
at 2018-04-18 23:45
ドイツ・ゲルゼンキルヘン動物..
at 2018-04-17 23:00
スコットランド、ハイランド野..
at 2018-04-16 20:00
スコットランド、ハイランド野..
at 2018-04-16 02:00
シンガポール動物園で安楽死の..
at 2018-04-15 03:00
ドイツ・ゲルゼンキルヘン動物..
at 2018-04-14 00:15

以前の記事

2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag