街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2018年 06月 12日 ( 1 )

韓国・龍仁市のエバーランド動物園の22歳の雄(オス)のトンキがイギリスのヨークシャー野生動物公園へ

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トンキ (Tongki the Polar Bear)  Photo(C)Yorkshire Wildlife Park

これはまた大変に意外なニュースが報じられています。韓国(南朝鮮)の北西部、京畿道にある龍仁(ヨンイン/Yongin)市にあるエバーランド動物園 (Everland Zoological Gardens) で飼育されている韓国唯一のホッキョクグマである22歳の雄(オス)のトンキ (Tongki) がイギリスのドンカスター近郊にあるヨークシャー野生動物公園に今年の11月に移動することになったそうです。ヨークシャー野生動物公園がこの件に関して公式に発表しましたのでそれを映像で見てみましょう。映像ではヨークシャー野生動物公園のスタッフがエバーランド動物園を訪問してトンキに麻酔をかけて健康診断を行い、彼が韓国からイギリスへに移送に耐えるだけの健康状態であるかをチェックした様子を見ることができます。



この健康診断の結果によって彼のヨークシャー野生動物公園への移動が決定したようで、その移動の決定を韓国の複数のメディアが報じています。実はこのトンキに関しては彼の飼育環境、とりわけ夏には35℃にもなる気温の高さを問題にした保護活動家が昨年の夏から韓国から国外への移動を求めて活動を行っていたわけです。私もちらほらとはそういったニュースを見ていましたが、最近よくあるこうしたホッキョクグマの飼育環境の悪さを理由として保護活動家が行うメディアキャンペーンの一つに過ぎないといった印象を持っていました。そしてその移動先候補は、こういったケースでは毎度お馴染みのイギリスのヨークシャー野生動物公園という名前が登場してきたわけですから、私は非常に冷淡な気持ちだったというわけです。さて、ここでエバーランド動物園におけるトンキの映像を一つご紹介しておきます。そして二つ目に保護活動家グループの映像をご紹介しておきます。





このトンキ(血統情報上では "TONG-KY" となっています)は1995年11月19日に韓国の馬山(Masan)市の動物園で生まれたことが血統情報に記載されていますが両親に関する情報は全く不明です。ヨークシャー野生動物公園や韓国のメディアはこのトンキを24歳であるとしていますが、1995年11月生まれという血統情報が正しければ彼は22歳であるのが正しいというわけです。

韓国では昨年2017年1月に大田(デジョン/Daejeon)市の動物園の31歳の雌(メス)のシネク (Signeq) が亡くなっているのですが、この動物園がその事実を公表したのはなんと彼女の死から半年も経過してのことでした。そのTVニュースを二つご紹介しておきます。





ということで、トンキの渡英によって韓国はホッキョクグマ不在の国になるというわけです。

(資料)
Yorkshire Wildlife Park (Jun.11 2018 - Say hello to Tongki the South Korean Polar Bear)
HuffingtonPostKorea (Jun.11 2018 - 한국의 여름을 몹시 힘들어했던 '에버랜드 북극곰'의 근황)
중앙신문 (Jun.11 2018 - 24살 국내유일 북극곰 ‘통키’ 영국 간다)
한국일보 (Jun.11 2018 - 북극곰 ‘통키 할아버지’ 英으로 이사간다)
허핑턴포스트 (Jun.11 2018 - 한국의 여름을 몹시 힘들어했던 '에버랜드 북극곰'의 근황)
The Korea Herald (Jun.11 2018 - Only remaining polar bear in S. Korea to move to British wildlife park)
by polarbearmaniac | 2018-06-12 00:30 | Polarbearology

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