街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2018年 07月 03日 ( 1 )

スウェーデンのオルサ・ロフユルシュパルクのホッキョクグマたちに期待される繁殖の成功

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ヴィルベア Photo(C)Orsa Raubtierpark/dpa

スウェーデンのオルサ・ロフユルシュパルク (Orsa Rovdjurspark - 以下、オルサ動物園と記述します)に暮らしているのは10歳の雄(オス)のヴィルベア (Wilbär) と12歳の雌(メス)のエヴァ (Ewa)、そして南フランス・アンティーブのマリンランドから今年の1月に移動してきた3歳の雌(メス)のホープ (Hope) です。ヴィルベアとエヴァとの間の繁殖は何年にもわたって期待されてきたわけですが、まだ結果が出せていない状況です。その原因がエヴァにあることを示唆してホープがヴィルベアの「第二のパートナー」としてフランスからスウェーデンに移動してきたということを述べているのがヴィルベアの生まれ故郷であるドイツのシュトゥットガルトのメディアですが、果たして繁殖に成功していないことの原因が本当にエヴァにあるのかについては確証は述べられていません。繁殖が期待されていたペアが何年にもわたってそれに成功しない場合にはその原因を突き止めて、いつまでもそのペアを維持するということはしないのが欧州の動物園です。そういった意味でホープのオルサ動物園への来園はシュトゥットガルトのメディアにとっては期待を抱かせるものとして捉えているようです。ヴィルベアは現在でもシュトゥットガルトでは非常に有名なホッキョクグマだそうです。
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ヴィルベア Photo(C)Orsa Rovdjurspark

このオルサ動物園のホッキョクグマたちについては意外なほど映像が少ないです。時折同園が短い映像をSNS上に公開する以外は、まとまった長さの映像というものは近年はあまりネット上にアップされてはいないようです。そういった最近の非常に少ない映像から三ヶ月ほど前のまだ残雪のある時期の二つほど見ておきましょう。最初の映像ではホープとヴィルベアが登場しています。最初と最後がホープ、中間に映っているのがヴィルベアです。



次はヴィルベアとエヴァです。



次もヴィルベアとエヴァです。以下の写真をワンクリックして下さい。青いプラスチックの容器を放り投げているのはヴィルベアでしょう。
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オルサ動物園の飼育展示場は自然を生かしたもので、スカンジナヴィア野生動物公園やハイランド野生公園といった施設と非常に似たコンセプトでホッキョクグマを飼育しているわけですがやはりホッキョクグマにはおもちゃを与えています。ですから飼育展示場の面積が大きければおもちゃを与えなくてもよいといった考え方はここでは採用されていないということです。円山動物園の「ホッキョクグマ館 (Polar Bear Museum)」でもララ親子におもちゃを与えてやるべきでしょう。

(資料)
Stuttgarter Nachrichten (Jun.22 2018 - Der bärenstarke Ex-Bewohner)

(過去関連投稿)
スウェーデン、オルサ・グレンクリット、ベアパークのヴィルベア、静かに 「偉大なる父」 となる日を待つ
南フランス・アンティーブ、マリンランドのホープがスウェーデンのオルサ・ロフユルシュパルク(動物園)へ
スウェーデンのオルサ・ロフユルシュパルクに移動したホープの近況 ~ アンデルマの来孫 (5親等) の姿
by polarbearmaniac | 2018-07-03 01:30 | Polarbearology

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