街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2018年 10月 31日 ( 2 )

ロシア・オムスクのメディアが当ブログ開設者のボリシェリェーチェ動物園訪問を報じる

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Image:СуперОмск

10月10日と12日の二日間、ロシアの西シベリアの小さな町にあるボリシェリェーチェ動物園 (Большереченский зоопарк) を訪問しましたが、その私の訪問についてオムスクのメディアである СуперОмск が10月30日付けで記事を掲載しました。"Прибывший в Омск японский блогер-любитель белых мишек пришел в восторг от медведицы Гули" (オムスクに到着した日本のホッキョクグマファンのブロガーがグーリャとの出会いを喜ぶ)という内容の記事であり、私の撮影した動画も記事の中で紹介されています。

その記事では私が訪問後に本ブログで述べた内容が非常に正確に要約されています。これは多分、日本語を理解する方がロシア語に翻訳後に要約したものと思われます。そうでありませんと、これだけ正確に私の真意を語ったロシア語にはならないように思います。それから私を案内してくれたボリシェリェーチェ動物園のスタッフの方のコメントも入っており、私がグーリャ (Гуля) に会って大いに喜んだということについても述べられています。

ボリシェリェーチェ動物園は実に素晴らしい動物園でした。そしてそこに暮らすグーリャに会うことができたのは最高の体験でした。スタッフの方々も素晴らしい方々ばかりでした。オムスクからこのボリシェリェーチェ動物園までは約200km の距離かあり、車で片道約2時間45分かかりましたので往復では5時間半を要します。道すがらの風景は素晴らしいものでした。雄大なスケールのシベリアの秋の平原に葉が黄金色をした木々が遠くに眺められるという、まさに息をのむような「黄金の秋」の絶景であり、どうしても写真を撮影したいとは思ったものの片側一車線の道路では車を道路脇に寄せるスペースが全く無く、実に残念でしたが撮影はできませんでした。オムスクからボリシェリェーチェ動物園に行き、そしてオムスクに戻ってきますとその疲労は大変なものでしたが実に素晴らしい二回の同園への訪問でした。是非また行ってみたいと思っています。また、同園訪問の二日目に現地でお会いしたロシア人のファンの方(当日オムスクからいらっしゃった方)とは時間の都合であまりお話しできませんでしたが、次の機会には是非いろいろとお話ししてみたいと思っています。

(資料)
СуперОмск (Oct.30 2018 - Прибывший в Омск японский блогер-любитель белых мишек пришел в восторг от медведицы Гули)

(*2018年10月 ボリシェリェーチェ動物園訪問記)
・ボリシェリェーチェ動物園へ ~ グーリャさん、初めまして!!
・グーリャ (Гуля)、その素顔と性格 ~ 慎み深さと浄化された静謐さ
・ボリシェリェーチェ動物園訪問二日目 ~ 神はグーリャを見捨てなかった
・グーリャさん、お元気で! ~ 心洗われる体験の二日間

(過去関連投稿)
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの「ホッキョクグマの日」 ~ 悲劇の幼年期の記憶
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの近況 ~ 話題の光が当たらずとも良好な飼育環境
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ロシア最大の石油会社 ロスネフチがロシアの動物園の全ホッキョクグマへの援助・保護活動開始を表明
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャにロスネフチ社より飼育場整備の資金援助
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園、グーリャ(Гуля) の「国際ホッキョクグマの日」
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの近況 ~ ロスネフチ社からの次の援助
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園に訪れた秋 ~ 季節の味覚を楽しむグーリャ
ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの旺盛な食欲 ~ ロシアで上がる彼女の知名度
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの冬の日 ~ 心温まる地元のファンとの関係
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ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園のグーリャの近況 ~ 「幻のホッキョクグマ」へのオマージュ
by polarbearmaniac | 2018-10-31 03:00 | Polarbearology

ロシア・ノヴォシビルスク動物園での "День тыквы" (カボチャの日)のイベント

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カイ(クラーシン) Photo(C)Анна НОВИКОВА

海外で行われる行事に関してその文化的背景を無視して子供のような無邪気さでそれを国内に受け入れるのが我々日本人の特性ですがロシアにおいてはそうではないようです。まずロシアにおけるハロウィンの位置付けについては是非「ハロウィン浸透に賛否両論」及び「ハロウィンに対するロシア人の反応は?」を御参照下さい。この二つの記事の内容を踏まえませんと今回のロシア・ノヴォシビルスク動物園における "День тыквы" (カボチャの日)のイベントについて理解することは難しいでしょう。シルカがノヴォシビルスク動物園から天王寺動物園に移動してくることがなかったならば私たちはロシアにおけるハロウィンが何を意味するのかについて知る機会はなかったかもしれません。

ロシア・西シベリアのノヴォシビルスク動物園では先週末の10月27日に "День тыквы" (カボチャの日)のイベントが行われたそうです。その日には来園者がカボチャを動物園に持ち寄って、その一部を切ったり飾りを付けたりして人の顔のようなものにしたカボチャの来栄えを競いあうということがまず行われたそうです。そしてその後にそのカボチャが動物たちにプレゼントされるというイベントだそうです。その様子をノヴォシビルスク動物園の公式映像で見てみましょう。登場しているホッキョクグマはカイ(クラーシン)です。



ノヴォシビルスク動物園や来園者はこのイベントを公式には「ハロウィン」とは決して呼ばす "День тыквы" (カボチャの日)という名前で行っています。ロシアにおいては賛否両論が渦巻く「ハロウィン」であるからこそ、そういった形でのイベントとしたのでしょう。ノヴォシビルスク動物園では「ハロウィン」という言葉を一切排除するものの、それに賛成する人々もいることからイベントを別の名前で行っているということです。ここで、このカボチャがシルカの父親であるカイ(クラーシン)に投げ与えられるシーンを見てみましょう。



次は角度を変えた映像です。



最初は随分反応が鈍かったようです。さて、ここで二年前の2016年11月のカボチャのプレゼントの様子を見てみましょう。登場しているのはロスチク(シルカの弟)とゲルダです。懐かしさを感じさせますね。



次の映像は以前にご紹介したことがなかったと思うのですが今年2018年8月のカイ(クラーシン)とゲルダへの魚のプレゼントの映像です。



さて、今年の11月下旬から12月にかけてゲルダが出産威成功するかどうかは大いに興味のあるところです。私が先日ノヴォシビルスク動物園を訪問してゲルダを観察した限りでは彼女の出産の確率は高いだろうというのが私の見立てです。となると彼女と赤ちゃんは多分2月下旬~3月上旬には屋外に登場してくるだろうと考えられます。となると私はそれに合わせる形でノヴォシビルスクにまた行こうと思っています。
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Photo(C)Новосибирский зоопарк

あの飼育展示場の微妙な高さのガラスボードは冬の寒さで曇っているでしょうからチルト式の背面液晶モニターの装備されたミラーレスカメラを使用してボードの上に据えて手前側に傾けた背面モニターを見ながら撮影することになると思うのですが、今度はSONYの α7iii か α6500 を使用することになるでしょう (シャッタースピードを速くするために本当は高感度に強い低画素の α7Siii が欲しいところですが未発売です。赤ちゃんの体は小さいですので、そうなると α6500 のほうがベターでしょうかねえ。)。冬期に雪や氷がガラスボードに付着して曇ってしまうと一眼レフのOVFを覗くのは新設されたあのガラスボードの高さではもう無理ですね。ノヴォシビルスク動物園のホッキョクグマ飼育展示場はもう一眼レフでの撮影は非常に難しいです。ただしSONYのミラーレスカメラ、果たして気温が-20℃にでもなって何時間も立ちつくして撮影しようとすると最後までちゃんと作動しますかどうか....? このあたりの信頼性がSONYのカメラには不安がありますね。

(資料)
Комсомольская правда (Oct.29 2018 - Хэллоуин для животных: в Новосибирском зоопарке отметили День тыквы)
Russia Beyond (Oct.31 2015 - ハロウィン浸透に賛否両論)
Sputnik 日本 (Oct.21 2017 - ハロウィンに対するロシア人の反応は?)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2018-10-31 01:00 | Polarbearology

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