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2018年 11月 16日 ( 1 )

ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児個体の名前が "ウルスラ(Урсула)" に決定

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ウルスラ (Урсула) Photo(C)"Роев ручей" Красноярский зоопарк

ロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園から突然の発表がありました。ロシア極北のディクソンの街で孤児として10月に保護されクラスノヤルスク動物園に移送された雌(メス)の幼年個体の名前が "ウルスラ (Урсула)" に決まったそうです。この名前はディクソンの街の学校の生徒さんから提案された名前だったそうですが現在行われている候補名の公募のなかでも繰り返し提案されてきた名前であり賛同者も多いということのようです。この "ウルスラ (Урсула)" というのはラテン文字の綴りでは "Ursula" となるわけですが、これは当然ホッキョクグマのラテン語名である "Ursus maritimus" にちなんだ名前となっています。ロシア人の方によりますとこの名前の愛称としてのロシア語の短縮形は "ウーリャ (Уля)" となるようです。
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ウルスラ (Урсула) Photo(C) "Роев ручей" Красноярский зоопарк

非常に意外に感じるのは、クラスノヤルスク動物園の園長さんはメディアの取材に対してこの孤児個体の命名については複数の候補名をノミネートしてから投票で決めるという内容を述べていたわけですが、それが突然決定してしまったというわけです。これは私の憶測ですが、ロシアの飼育下のホッキョクグマたちを支援しているロスネフチ社がこの名前を強く支持したのではないかと思います。"ウルスラ (Урсула)"、なかなか素晴らしい名前だと思います。

(*追記)
この野生孤児の命名についてのTVニュースが放送されましたのでご紹介しておきます。



クラスノヤルスク動物園は今回のこの野生孤児個体の命名のための名前の優れた候補名を提案してくれたファンのなかから何人かを選考して同園の入園証をプレゼントすることを明らかにしています。選ばれた提案者の中に私が先日ボリシェリェーチェ動物園でお会いしたオムスクの方が選ばれています。

(資料)
Новости Красноярска (Nov.15 2018 - Для юной белой медведицы с Диксона выбрали имя)
(*追加資料)
ТВ-Енисей (Nov.16 2018 - Спасенной на Диксоне медведице придумали имя)

(過去関連投稿)
ロシア極北 ・ カラ海に面したディクソンの街に現れるホッキョクグマたち ~ 住民とホッキョクグマの未来
ロシア極北・カラ海のディクソンでホッキョクグマの幼年個体が保護 ~ クラスノヤルスク動物園へ
ロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園で保護されている野生孤児のその後の様子
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児にロシア国内の複数の動物園が飼育希望を表明
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児個体の性別は雌(メス)と発表される
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児個体の名前の候補名の公募が始まる
by polarbearmaniac | 2018-11-16 00:30 | Polarbearology

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