街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2019年 05月 30日 ( 2 )

カチューシャ (Eisbärin Katjuscha)、素顔とその性格

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34歳となっても瑞々しさを漂わせるカチューシャである。
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私が彼女に感じるのは、彼女は外柔内剛型のホッキョクグマではないかということである。一般的に外柔内剛型というとあまり良い意味に受け取られないようである。しかし彼女の場合の「内剛」というのは自分の負った責任を果たすといった意志の強さを意味しているように私には感じられる。


飼育展示場を歩く34歳のカチューシャ - Katjuscha the 34 years old Polar Bear walking around at the exhibit of Zoo Berlin (Zoologischer Garten Berlin), on May 29 2019.

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だからこそカチューシャはトスカやナンシーなどと平和に暮らしていたこの飼育展示場に突然現れたクヌートに対して雌(メス)三頭のリーダー格としてクヌートを排除しようとしたのである。これは彼女の責任感の現れでもあった。
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彼女はトスカやナンシーに対しては超然として振る舞っていたように私には見えた記憶があるが、それはトスカやナンシーがカチューシャのリーダーとしての風格を認めていたからだろう。カチューシャは他の雌(メス)二頭に対しては非常に柔らかな態度で接していたことを記憶している。


瞑想にふけるカチューシャ - Katjuscha the 34 years old Polar Bear contemplating on Tuesday afternoon at Zoo Berlin, on May 29 2019

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こうして今日、長い時間にわたって彼女を見ていると何か非常に感動してくるのである。自分のペースを守り、そしてゆっくりと動き回る彼女の姿を見ていると年齢を重ねることの尊さといったものを感じる。
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彼女には是非もっと長生きしてもらいたい。
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カチューシャさん、お元気で! 
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また必ずお会いいたしましょう!
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(May.29 2019@ベルリン動物園)

(過去関連投稿)
(*2012年12月 ベルリン動物園訪問記)
・大晦日はベルリン動物園へ ~ 伝説化したクヌート、その思い出
・ベルリン動物園でのんびり暮らすホッキョクグマたち ~ 壮年の雌3頭の仲良しトリオ
(*2013年12月 ベルリン動物園訪問記)
・ベルリン動物園で過ごす大晦日 ~ 3頭の女王たちの絶対にして不可侵の王国
by polarbearmaniac | 2019-05-30 06:30 | 異国旅日記

ベルリン動物園を6年振りに訪問 ~ 世界最高齢34歳となったカチューシャとの再会

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カチューシャ (Katjuscha)さん、お元気そうで何よりでございます! あなたに会うのは約6年振りになりますね。今日はよろしくお願いいたします!
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今日は旧西ベルリンのベルリン動物園 (Zoologischer Garten Berlin/Zoo Berlin) にやってきた。この動物園はベルリン動物公園とは違いベルリンの中心部にあり、あのクヌートが飼育されていた動物園である。
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Sバーンの動物園駅に近い「獅子門 (Löwentor) 」から入ることにする。


ベルリン動物園 (Zoo Berlin) 獅子門入口 (Löwentor) からホッキョクグマ飼育展示場へ - From the "Löwentor" of Zoo Berlin to the exhibit of Polar Bear, on May.29 2019.

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この雌(メス)のカチューシャ(1984年11月16日生まれ)は現在34歳になっているが、多分間違いなく現在世界最高齢のホッキョクグマである。第二位はカチューシャよりも20日ほど後に生まれたアメリカ・ミルウォーキー動物園のスノウリリー、そして三番目の高齢は多分仙台のナナ(1984年12月15日生まれ)でナナはスノウリリーからさらに10日後に生まれている。
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私が前回2013年の大晦日に彼女に会った時と比較するとさすがに足腰は若干弱くなったような印象を受けるが34歳にしては実に堂々としていて健康そうに見える。安心した。


水に入る34歳のカチューシャ - Katjuscha the 34 years old Polar Bear making up her mind to go into the water at Zoo Berlin, on May.29 2019

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このカチューシャは実に表情の温和なホッキョクグマである。この点で故アンデルマと双璧と言ってよいだろう。
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以前にこの飼育展示場でカチューシャ、トスカ、ナンシーという三頭の雌(メス)のホッキョクグマが同居していたときにはこのカチューシャはそのリーダー格だった。そして何とあのクヌートを一番いじめたのもこのカチューシャだったのである。今にしてみれば信じがたいことではある。
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上にある木の葉を取りたいカチューシャである。


木の葉を取るために水からジャンプするカチューシャ - Katjuscha the 34 years old Polar Bear jumping up above the water to get leaves at Zoo Berlin, on May 29 2019.

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実に若々しいカチューシャである。安心した。
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彼女は自分で一日の生活のリズムを規則正しく守って暮らしているようである。老齢のホッキョクグマにとってはこれはとてもよいことである。


水の中でゆったりとするカチューシャ - Katjuscha the Polar Bear sunbathing and water-bathing at Zoo Berlin, on May.29 2019.

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そして今度はゆったりと昼寝である。

昼寝するカチューシャ - Katjuscha the 34 years old Polar Bear taking a nap at Zoo Berlin (Zoologischer Garten Berlin), on May 29 2019.
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飼育展示場のすぐわきに今は亡きクヌートの記念像が設置されている。
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"Knut - der Träumer" (夢見るクヌート)と書かれている。クヌートはベルリン動物園の歴史に刻まれたホッキョクグマである。それはもう一種の伝説の領域にまで達しているのである。


ベルリン動物園 (Zoo Berlin) ホッキョクグマ飼育展示場概要 - The overview of Polar Bear exhibit at Zoo Berlin (Zoologischer Garten Berlin), on May.29 2019.

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(May.29 2019@ベルリン動物園)

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by polarbearmaniac | 2019-05-30 06:00 | 異国旅日記

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