街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2019年 07月 30日 ( 2 )

シベリアの歴史都市・オムスクのレーニン通りを歩く ~ 帝政ロシア時代末期の姿を残す街並み

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今回宿泊のホテルであるイビス・シビル・オムスク (Ibis Sibir Omsk)からレーニン通りを北の方角に歩くことにする。
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ここからレーニン通りを北北西に歩く。ここからは一種の歴史地区である。
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塗り替えられてはいるものの、古い建物が続いていく。
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このあたりからは車道だけが上り坂になっている。
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歩いてきた方角を振り返って見る。
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オムスク・ドラマ劇場。オムスクは演劇が盛んな都市だそうである。
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劇場からレーニン通りを挟んで反対側にはヴルーベリ記念オムスク州美術館 (Омский областной музей изобразительных искусств имени М.А. Врубеля) がある。
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脇に外れるがウスペンスキー大聖堂 (Успенский кафедральный собор) に行くことにする。ここは去年も行っている。
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実に歴史を感じさせる街並みである。ノヴォシビルスクとは大きな違いがある。ノヴォシビルスクはもともとその基礎がソ連時代にあり、そしてソ連崩壊後は資本主義のむき出しの姿をとっている。しかしオムスクのこのあたりの街並みを見ていると、たとえ建物の外装が塗り替えられても帝政ロシア時代の建築と街並みを現代にうまくつなげている。
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実に素晴らしい街並みである。
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ホテルの場所まで戻ってきた。さらに南に行くことにする。
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ここは帝政時代に士官候補生の予備教練所だったらしい。
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向かい側にあるのがオムスクで最も古い教会といわれるニコライ・コサック教会 (Никольский Казачий собор) である。
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1843年の建設だそうである。
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オムスクはノヴォシビルスクにはない歴史の重みを感じさせる街である。

Olympus OM-D E-M1 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
(Jul.30 2019@ロシア、オムスク)
by polarbearmaniac | 2019-07-30 23:45 | 異国旅日記

グーリャ (Гуля) ~「人生の師」、そして諦念のなかに漂う不思議な希望の明るさ

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このグーリャ (Белая медведица Гуля) がどのようなホッキョクグマであるかについては昨年の訪問記に述べた通りであり、それ以上付け加えることはあまりないのだが、一つ重要なことを挙げれば今日彼女に会って気が付いたのは、彼女の姿は生きることの意味とその尊さを見ている者に教えてくれるという点である。過去の悲惨な体験、そしてそれを甘受しつつも新しい人生 (Bear's Life) を淡々と歩んでいく彼女の姿は非常に感動的である。彼女の歩みには諦念のなかに不思議な希望の明るさが漂っている。
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ホッキョクグマに会ってこのようなこと、すなわち「生き方」といったものを教えてくれたのは他に故アンデルマ以外には存在しなかったのである。そういったことで、このグーリャは非常に貴重なホッキョクグマなのである。彼女は「人生の師」とでもいうべき存在である。昔、釧路市動物園に出張していたデナリが札幌に帰還するときのお別れ会で釧路市動物園のベテラン飼育員さん(当時)が「私は彼(デナリ)に人生の多くのことを教わった。」と、しみじみと語っていた。そういったことを別の角度から私は故アンデルマから教わり、そして現在はこのグーリャから教わりつつある。グーリャは筆舌に尽くせないほどの素晴らしいホッキョクグマである。他に例えるものがあるとすれば芸術作品では、それはオーストリアの作曲家、アントン・ブルックナー (Anton Bruckner) の第8交響曲、その第三楽章のコーダの部分で聞くことのできる「諦念の浄化」が生む仄かな希望、そしてその美しさだけだろう。


The Profile of Gulya (Белая медведица Гуля) the Polar Bear at Bolsherechye Zoo (Большереченский зоопарк), Russia, on Jul.29 2019.

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SONY RX10M4
Panasonic HC-W870M
(Jul.29 2019@ロシア・西シベリア、ボリシェリェーチェ動物園)


ブルックナー 交響曲第8番 第三楽章コーダ (ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 1979年演奏)

(過去関連投稿)
(*2018年10月 ボリシェリェーチェ動物園訪問記)
・ボリシェリェーチェ動物園へ ~ グーリャさん、初めまして!!
・グーリャ (Гуля)、その素顔と性格 ~ 慎み深さと浄化された静謐さ
・ボリシェリェーチェ動物園訪問二日目 ~ 神はグーリャを見捨てなかった
・グーリャさん、お元気で! ~ 心洗われる体験の二日間
by polarbearmaniac | 2019-07-30 00:30 | 異国旅日記

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