街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カテゴリ:異国旅日記( 993 )

モスクワからドーハを経由して羽田に帰還 ~ カタール航空唯一の弱点は和食の機内食か?

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夜のモスクワ・ドモジェドヴォ国際空港。
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約四週間のロシアの旅を終えてこれから帰国することにする。
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前回の旅行でベルリンから帰国した時と同様にカタール航空を利用する。
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モスクワからカタールのドーハまで約4時間半のフライトである。
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機種はA350だが意外なことに座席は最近の傾向である「個室スタイル」ではない。
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もう深夜零時近い。モスクワともしばらくのお別れである。
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このA350、凄いと思ったのは離陸の風景を垂直尾翼の上部に設置された広角レンズの映像で客室内で見せることである。なかなかの迫力だった。
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離陸後すぐに機内食のサービス。
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カタール航空、あいかわらず機内食のセンスに優れている。そう感じさせる理由の一つとして、ほんの少しだけ全体の量を控え目にして機内食を提供していることにあると思う。
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機体は一気にロシア国内を南下する。
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イランを横断してペルシャ湾へ。
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ここで朝食となる。実にサッパリとしていて気持ちが良い。
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ドーハの街が見えてきた。まだ早朝なので暗い。モスクワとドーハの間には時差はない。
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ドーハのハマド国際空港に到着。
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ここから羽田行きの便に乗り換える。ドーハから羽田までの飛行時間は約9時間半である。
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ドーハから羽田行きの便も機体はA350-1000。ただし今度は「個室スタイル」の座席である。
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前回の帰国の時と同様に進行方向に背を向けた席である。
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ウェルカムドリンクはオレンジジュースと私は決めている。
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外は明るくなっている。


カタール航空812便 (A350-1000) ドーハ・ハマド国際空港から離陸

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離陸した機体は再びペルシャ湾からイランに向かう。
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イランの中央山岳地帯。
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さてここで機内食の提供となるのだが私は好奇心で和食の懐石朝食を選んでみた。これが失敗だった。機内食に抜群のセンスを誇るカタール航空だが和食はさすがにそうはいかなかったようである。そもそも帰国便で和食を注文するのは間違いであることはこれまでの経験でよくわかっていた。このカタール航空の和食ならばBA、AF、LHの日本行の便で提供される和食とせいぜい同レベルでありJALやANAの欧州発日本行の便の和食よりも劣る。これだったら洋食を注文しておくべきだった。ちょっと口を付けただけで食べるのを止めてしまった。
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さて、機体は中国の新疆ウイグル自治区のウルムチの近くまで来たが、どういうわけかここで約30分ほど飛行データがモニターに反映されなくなってしまった。このあたりでは中国のウイグル人弾圧のために多くの大規模な収容所施設が存在しているそうで、ひょっとしたらそういったものを上空から確認できないようにするためなのかもしれない。仮にそうだとすればカタール航空も中国当局に協力しているのかもしれない。あくまで憶測である。
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ゴビ砂漠が見える。
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二度目の機内食。
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これはなかなかよい。
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中国の大連付近を飛行。
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カタール航空812便 (A350-1000) 羽田空港に着陸

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もう23時になっている。羽田到着は非常に便利ではあるが羽田空港というのは旅情といったもののない空港である。さて、しかし考えてみると何故モスクワから帰国するのに中東を経由するのかが不明なのだ。モスクワから5時間近くかけてカタールまで飛ぶのだがカタールとモスクワとの間に時差はない。そしてそこから改めて日本に飛行するのだが、カタールから羽田までの飛行時間はモスクワから成田にJALやSUで飛ぶ時間と変わりはないのである。つまりまるまるモスクワからカタールまで飛ぶ時間が無駄なのだ。私は飛行機に乗っていること自体は好きである。しかし今回の帰国便にカタール経由を利用したのは単なる気紛れでしかない。

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DJI Osmo Pocket
(Aug.10 2019@東京国際空港羽田)
by polarbearmaniac | 2019-08-10 23:55 | 異国旅日記

(*投稿準備中)奇蹟者聖ニコライ教会(Храм Святителя Николая На Щепах)

(*投稿準備中)
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Olympus OM-D E-M1 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
(Aug.9 2019@モスクワ)
by polarbearmaniac | 2019-08-10 02:00 | 異国旅日記

アンドレイ・ルブリョフ記念美術館を訪ねて ~ 質の高いイコン(聖像画)の展示

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今日はアンドレイ・ルブリョフ記念美術館 (Центральный музей древнерусской культуры и искусства имени Андрея Рублева/The Central Andrey Rublev Museum of Ancient Russian Culture and Art) を訪ねることにする。
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ホテルからタクシーで20分ほどのところにある。
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ここはロシアのイコン(聖像画)ばかりを展示している美術館である。
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左がアンドロニコフ修道院(Спасо-Андроников монастырь)、右がスパソ・ネルコトヴォールヌィ聖堂(Собор Спаса Нерукотворного образа)である。
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このアンドロニコフ修道院が美術館になっているというわけである。ロシアの天才的イコン画家といわれているアンドレイ・ルブリョフ (Андре́й Рублёв 1360年頃~1430年頃)はこのアンドロニコフ修道院で最晩年における制作を行い、そしてここで亡くなったそうである。
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アンドロニコフ修道院の向かい側にあるこのスパソ・ネルコトヴォールヌィ聖堂がこれまた素晴らしい。15世紀初頭の建造で現在ではモスクワ最古の建造物だそうである。
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ともかくまずアンドロニコフ修道院のアンドレイ・ルブリョフ記念美術館に入ってみることにしよう。
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なかなか質の高い展示である。
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やはり年代の古いもののほうが素朴かつ直截的な表現力が脳濃厚である。実に興味深い。これはかなり研究してから見るともっと面白いと思う。



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スパソ・ネルコトヴォールヌィ聖堂は実に美しい。
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敷地内は非常に静寂である。
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Olympus OM-D E-M1 Mark II
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(Aug.8 2019@モスクワ)
by polarbearmaniac | 2019-08-09 05:00 | 異国旅日記

ムルマ (Белая медведица Мурма)、その受動的生き方の美学

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この雌(メス)のムルマは野生孤児出身で現在28歳である。彼女は男鹿水族館の豪太の母であることで日本のホッキョクグマ界とのつながりがある。
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2000年代から2010年代にかけてこのムルマはシモーナと共にモスクワ動物園の二枚看板として繁殖に成功してきた。彼女はモスクワ動物園において8頭の出産と育児に成功しているから札幌のララと同数である。ただし出産(成功)回数ではムルマは7回、ララは6回である。ララは双子を二回出産しているがムルマは一回だからである。そのムルマの2007年の双子の出産に関しては誕生したのはどの個体なのかについて血統情報は周辺の客観情報とは矛盾した情報を記載してきた。私の説ではラスプーチン(南仏アンティーブ、マリンランド)とゲルダ(ノヴォシビルスク動物園)であり現在の血統情報ではラスプーチンと中国・大連の個体となっている。その他にもムルマが2011年に産んだ一頭の雄(オス)の成長の経緯に不明な点が多く、この個体はノヴォシビルスク動物園を経てやはり中国に行っている。
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ムルマの子供たちには共通した性格や特徴といったものを見いたすことは難しい。これがウスラーダとその子供たちやシモーナとその子供たちなどの場合とは大きく違う点である。ムルマの8頭の子供たちのうち最初の二頭を除き、その他は全て彼女がウムカ(ウンタイ)をパートナーとして繁殖に成功した個体である。このウムカ(ウンタイ)は2013年の6月にこの世を去っているが、私が実際に彼に会って受けた印象では際立って個性的というホッキョクグマではなかった。しかし体が柔らかくて運動神経の発達した個体だった。しかしウランゲリほどの存在感はなかったのである。そして豪太もラスプーチンも際立った個性や存在感を発散する個体ではない。そしてそれは彼らの母親であるムルマ自身も同様なのである。だたし私は釧路市動物園のミルクの運動神経は彼女の祖父であるウムカ(ウンタイ)から引き継いでいるような気がする。
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このムルマは「筋の一本通ったホッキョクグマ」という感じはあまりしない。彼女は周囲の状況に流されやすいタイプの個体であると私は感じている。性格的にムルマはそう強い特徴を持つホッキョクグマではない。彼女は受動的な要素を多く内包したホッキョクグマでると私は思っている。そういった点で言えばシモーナと比較してみるとムルマへの評価は高くなりにくいのである。そしてそれはシモーナの子供たちとムルマの子供たちを比較してみても同様のことが言える。
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ただし私がムルマを見ていて素晴らしいと思うのは、その年齢と比較して姿が若々しいことである。老け込んだホッキョクグマという感じはまるでしない。


モスクワ動物園のムルマの表情 - Murma the Polar Bear (Белая медведица Мурма), her profile at Moscow Zoo, Russia, on Aug.7 2019.
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ともかく、このムルマが真に偉大なホッキョクグマであるかどうかは彼女の子供たちのこれからの活躍によってフィードバックされてくるものが多いかどうかだろうと思われる。
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ムルマの長寿を期待したい。
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Olympus OM-D E-M1 Mark II
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH.
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
Panasonic HC-W870M
(Aug.7 2019@モスクワ動物園)

(過去関連投稿)
モスクワ動物園のムルマ(1) ~ 巨体の醸し出す貫禄
モスクワ動物園のムルマ(2) ~ 鷹揚で懐の深い母性
モスクワ動物園のムルマ(3) ~ 初産、そして訪れた危機
モスクワ動物園のムルマ(4) ~ 危機の克服、そして豪太の誕生
モスクワ動物園のムルマ(5) ~ 豪太の日本への旅立ち
豪太(男鹿水族館) のモスクワ動物園での初公開日の映像
モスクワ動物園のムルマお母さんと息子の豪太との関係 ~ ミルクの運動神経は豪太の父のウムカ譲りか?
モスクワ動物園のウムカ (ウンタイ – 男鹿水族館・豪太の父) 闘病生活の後、すでに死亡の模様
モスクワ動物園のムルマの2003年の繁殖挑戦を振り返る ~ 5月の交尾で出産に成功したムルマとララ
モスクワ動物園五日目 ~ ムルマ(豪太の母)とウランゲリ(イワンの父)はやはり相性が悪い?
ムルマ(Белая медведица Мурма)の置かれた苦境 ~ ウランゲリとの微妙な関係
ムルマ (Белая медведица Мурма)、快適に過ごさせてやりたいその余生
モスクワ動物園でホッキョクグマの赤ちゃんが1月に誕生した模様 ~ 27歳のムルマに咲いた最後の花
モスクワ動物園のムルマが雪の上に登場 ~ 出産の有無を明らかにしない同園と偉大な一つの時代の終わり
ムルマ (Белая медведица Мурма)、その自然体の素顔
モスクワ動物園のムルマ (Белая медведица Мурма) の初夏の日の憂鬱
ムルマ (Белая медведица Мурма)、その「月見草」としての存在を考える
モスクワ動物園の女性スタッフが突進してきたムルマを冷静にホウキで追い払う
by polarbearmaniac | 2019-08-08 05:00 | 異国旅日記

ウランゲリ (Белый медведь Врангель)、首都モスクワに君臨する「偉大なる男」の素顔

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この雄(オス)のウランゲリは野生孤児出身で現在28歳である。彼は言わずと知れた旭山動物園のイワンの父である。彼の性格、その他については「ウランゲリ、その優しさ、親しみやすさ、紳士的性格に見る繁殖への道」、「ウランゲリ (Белый медведь Врангель)、愛すべき男の素顔」、「モスクワ動物園のウランゲリ (Белый медведь Врангель)、その「偉大な時代」への讃歌」という三つの投稿を御参照頂きたい。彼についてはそれらの投稿で述べたことにさらに付け加えるべき内容はほとんどない。
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このウランゲリはレニングラード動物園のメンシコフ亡き後、ロシアでは最高の雄(オス)のホッキョクグマであることは間違いない。モスクワ動物園はこのウランゲリと彼のパートナーであるシモーナとの間で繁殖に成功した個体を「モスクワ血統 (московская линия)」と呼び始めた。これについては「モスクワ動物園がシモーナとウランゲリの系統を「モスクワ血統(московская линия)」に分類」という投稿を御参照いただきたい。
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このウランゲリは実に偉大なホッキョクグマなのである。


ウランゲリの肖像 - Wrangel the Polar Bear (Белый медведь Врангель), his profile at Moscow Zoo, Russia, on Aug. 7 2019.

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しかしその彼が自分にとっては相性が良いとは言えないムルマとの同居をせざるを得なくなったかは、彼にとっては不満だろう。私も見ていてあまりよい気持ちにはなれない。彼がムルマを本心で嫌っていることがよくわかるからである。
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モスクワ動物園もいろいろと考えての上でのことなのだろうが、あまり感心できない。
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とはいうものの、やはりウランゲリの元気な姿を見ることができるのは非常に素晴らしいことである。ウランゲリもロシアにおけるホッキョクグマの飼育と繁殖の歴史に名を刻みこんだホッキョクグマなのである。私は彼を大いに賞賛している。そしてその偉大なる彼に会うためにこれからもモスクワ動物園に戻って来るだろう。

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LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH.
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(Aug.7 2019@モスクワ動物園)
by polarbearmaniac | 2019-08-08 04:30 | 異国旅日記

モスクワ動物園で見るウランゲリとムルマの不調和

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ムルマさん、ウランゲリさん、こんにちは! お元気そうで何よりでございます。
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なんのかんの言ってもやはりモスクワ動物園には自然と足が向いてしまう。
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夏期だけあって平日でも来園者は多い。
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雌(メス)のムルマ(手前)と雄(オス)のウランゲリ(奥)はモスクワ動物園においては今まで繁殖上のペアではなかった。しかし両者共に年齢的に繁殖からは引退している身であるため、こうして同居がなされている。
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このムルマ(左)とウランゲリ(右)は実はあまり相性が良いとは言えない。
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ウランゲリ(奥)はムルマ(手前)を、かなりばかにしているところがあるのだ。
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このウランゲリの本来のパートナーはシモーナである。彼とシモーナとの相性が抜群なのだがシモーナが繁殖から引退させられてしまったので自動的にウランゲリも繁殖からは引退状態である。ちなみにウランゲリとシモーナの相性の良さについては2014年9月20日のモスクワ動物園訪問時の投稿である「モスクワ動物園が世界に誇るシモーナとウランゲリの名ペアの成功の理由の一端を垣間見る」を是非ご参照頂きたい。こういったシモーナとウランゲリとの姿を見ている私にとっては、ウランゲリの現在の状態は見ていてかなり気になってしまうのだ。
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このウランゲリはムルマなどの相手をしてやる気など、さらさらないのである。「せめて俺の邪魔だけはしないでくれ」と彼は言いたいのだろう。
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ムルマはそれほど気の強いホッキョクグマではないのでウランゲリと同居していると、いささか委縮気味である。


ウランゲリとムルマ、そのそれぞれの別の暮らし - Wrangel and Murma the Polar Bears, going in each way of their own at Moscow Zoo, Russia, on Aug.7 2019.


飼育展示場を歩き回るムルマ - Murma the polar Bear walking around at the exhibit of Moscow Zoo, Russia, on Aug.7 2019.

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機嫌の悪そうなウランゲリである。ホッキョクグマがこうして鼻を曲げている時は不満を感じている時なのである。
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Olympus OM-D E-M1 Mark II
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(Aug.7 2019@モスクワ動物園)
by polarbearmaniac | 2019-08-08 04:00 | 異国旅日記

ロストフ・ナ・ドヌからモスクワへ ~ すでに秋の装いのモスクワ市民

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ロストフ・ナ・ドヌのプラトフ空港にやってきた。
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これからアエロフロート(SU)便にてモスクワに向かうことにする。
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機体はA320である。モスクワまでの飛行時間は約2時間である。
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機内食はなかなかよい。
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モスクワが近づいてきた。
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シェレメーチェヴォ空港のターミナルBに到着である。
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シェレメーチェヴォ空港のロシア国内線もターミナルDだったりターミナルBだったりと、なかなか厄介である。
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今回のモスクワ滞在のホテルも常宿にしているメルキュール・アルバート・モスクワ (Mercure Arbat Moscow)である。
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このホテルは超高級というわけではないがモスクワに行かれる方がいれば強くおすすめしたい。全体にセンスが非常に良く、地下鉄のスモレンスカヤ駅に非常に近く、そして品揃えの豊富なスーパーマーケットが近くにありファーストフードの店も近く、そしてモスクワ動物園からも比較的近い。
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部屋は広くはないが清潔で心地よい。
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ベッドも快適でありよく眠れるのである。
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部屋の窓からの風景。スターリン建築の文化人アパートが左側に見えるが、あの後ろがモスクワ動物園である。
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ちょっとホテルのすぐ近くを歩いてみる。モスクワは北西の風が吹いて肌寒いほどである。今日のモスクワ市民の服装は東京でいえば11月中~下旬の服装である。マフラーをしている人さえ見かけるほどだ。モスクワ動物園のホッキョクグマたちにとってはありがたい夏である。
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古本屋の露店に立っている女性の服装を見てほしい。これが典型的な今日のモスクワ市民の服装である。
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地下鉄のスモレンスカヤ駅とスターリン建築のロシア外務省の建物。
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スモレンスキー通り。
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ロシア外務省。
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スモレンスカヤ広場。
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歩行者天国になっているアルバート通りはここから始まる。
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アルバート通り。
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プーシキンの家博物館(展示館)である。
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このプーシキンの家博物館はロシアの国民的詩人であるアレクサンドル・プーシキン (1799~1837) が結婚直後に暮らしていた家である。
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プーシキンの家博物館とスターリン建築のロシア外務省の建物は対比をなす。
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再びアルバート通り。
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露店の古本屋が並ぶ。私がソ連時代にモスクワに来たときは地下鉄に乗っている乗客のうち10人に9人は本や新聞を読んでいたが現在では10人のうち9人がスマホの画面を見ている。時代は変わってしまったものだ。しかしロシア人は基本的に活字が好きである。ちなみにロシアではスマホは iPhone が多い。半数以上ではないかと思う。日本でも iPhone は多いが昨年秋に日本でのシェアは Android が iPhone を初めて若干上回ったはずである。私自身は日本では iPhone、海外では Android使用と決めている。何故なら iPhone はSIMカードのスロットが一つであるが Android はダブルスロットの端末が多く一台で同時に二つのキャリアの待ち受けができるからである。海外でSIMカードを購入する場合は複数キャリアのカードを購入するほうが便利なため Android 端末でないと不自由なのである。特にロシアのような国土の広大な国では地方都市のさらに辺鄙な場所に行った場合など一つの通信会社では十分にエリアをカバーしきれていないものの、もう一つの通信会社ならば大丈夫だというケースがあるのだ。だから複数の通信会社のSIMカードを保持しておくことが安全である。この場合、Android ならば一台のスマホで二枚のSIMカードを挿入して同時に利用できるため好都合である。iPhone だとこれができない。ただし iPhone でも香港で購入した製品はダブルスロットになっていて二つのキャリアの同時待ち受けができるらしい。
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今回の旅行で初めてマクドナルドの店に入った。

SONY RX100M5A
(Aug.6 2019@モスクワ)
by polarbearmaniac | 2019-08-07 03:00 | 異国旅日記

コメタ (Белая медведица Комета) にかかる出産への期待

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さて、問題はこの現在6歳のコメタに今年の年末に出産があるかどうかである。
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しかしそれよりもまず私が心配しているのは、ここロストフ動物園の体制である。ロストフ動物園はホッキョクグマの繁殖が悲願であるが、これから秋にかけてコメタをアイオンからうまく引き離して一頭で静寂を確保してやることふぁできるかどうかが問題である。さらにそれから先、つまりコメタをうまく産室のある場所に誘導してやれるかどうかも問題である。
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そういった準備は9月から行わねばならないのだがロストフ動物園がそのあたりをどう見極め、そしてコメタの出産準備体制を確立していくかに注目が集まる。ロストフ動物園は以前からモスクワ動物園との関係が緊密であるので早くモスクワ動物園からの助言を得たほうがよいだろう。
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このコメタは血統的に言えば極めて繁殖の成功が高い個体である。彼女の母親はチェコ・ブルノ動物園のコーラ、祖母はレニングラード動物園のウスラーダ、曽祖母はペルミ動物園の故アンデルマである。コメタは極めて優秀な血統に属しているのだ。母親となる資質は十分であると考えられる。コメタは双子の一頭としてコーラから誕生しているが、そのもう一頭はウクライナのムィコラーイウ動物園の雄(オス)のナヌクである。そのナヌクはすでに繁殖に成功しているのである。
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年末の朗報を期待したい。
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コメタさん、アイオンさん、お元気で!

SONY RX10M4
(Aug.5 2019@ロシア南部、ロストフ動物園)
by polarbearmaniac | 2019-08-06 05:28 | 異国旅日記

ロストフ動物園訪問二日目 ~ コメタとアイオンの平穏な月曜日

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コメタさん、アイオンさん、おはようございます。今日もよろしく願いいたします。
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ロストフ動物園訪問の二日目である。
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今日も非常に涼しい日である。
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コメタは二年前に私がここを訪問した時と比較すると身体的にも精神的にも大きな成長を遂げた。
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それをもたらせたのはこのアイオンの来園だったかもしれない。
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向こう側の飼育展示場に行きたいらしいアイオンだが、きょうはどういうわけか扉が閉まっている。


扉を開けるように要求するアイオン - Aion the Polar Bear requesting for the opening of the door by knocking, at Rostov zoo, Russia, on Aug.5 2019

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結局向こう側の飼育展示場に行くことのできたアイオンである。
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アイオンは結構二つの飼育展示場を行ったり来たりするのが好きなようである。
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まあそれは彼の自由だからとやかく言う問題ではないが来園者としてみれはこの二つの飼育展示場を往復するのは大変なのである。アイオンはそういったことはお構いなしに頻繁に二つの飼育展示場の両方を自分のテリトリーにしてきままに行ったり来たりしているのだ。
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そうこうしているうちに一つの飼育展示場で清掃作業が始まった。コメタは室内に入ったようである。
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このアイオンは二つの飼育展示場を頻繁に移動するものの今日は扉のあたりにばかりいるようだ。
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また反対側の飼育展示場に顔を出したアイオンである。来園者は二つの飼育展示場のそれぞれの側にいるのでアイオンとしてはどちらの側にいる来園者に対してもこうしてうまく自分の存在をアピールしているように見える。
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アイオンは惚れ惚れするような好男子である。私は今までどちらかというと雄(オス)よりも雌(メス)のホッキョクグマのほうに重点を置いて投稿してきたのだが、雌(メス)のホッキョクグマというのが素晴らしい個体が多いとはいえ、癖のある個体が多いように思う。雌(メス)にはまた海千山千といった個体もいるし、ふてぶてしい個体も結構いるのである。つまり一筋縄ではいかないのだ。例を挙げればサンクトぺ手うブル区のウスラーダ、カザンのマレイシュカ、神戸のみゆき、旭川のルル、札幌のリラなどがそうである。ところが雄(オス)のホッキョクグマというのは雌(メス)のようなアクの強い個体は非常に少なく、率直で紳士的な個体が多い。これからは少しばかり雄(オス)にも重点を置いて投稿しようかなとも思うほどである。
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コメタが姿を見せた。
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しかしすぐに眠ってしまう。
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アイオンも幾分眠そうである。
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彼は何をどう思っているのだろうか。
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SONY RX10M4
Panasonic HC-W870M
(Aug.5 2019@ロシア南部、ロストフ動物園)
by polarbearmaniac | 2019-08-06 03:00 | 異国旅日記

ソルジェニーツィン (Александр Солженицын) の幼年期、その風景を追って

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ソ連時代に反体制作家であったアレクサンドル・イサーエヴィチ・ソルジェニーツィン (Александр Исаевич Солженицын 1918~2008) はこのロストフ・ナ・ドヌで幼少期を過ごしているが、その彼が1924年から1934年、つまり彼が6歳から16歳までを母親と共に貧困のなかで住んでいた住居を訪ねるために二年前の2017年8月にその場所に行った件については「ロストフ・ナ・ドヌにソルジェニーツィン (Александр Солженицын) の足跡を求めて」という投稿で述べている。その時は結局その住居にたどり着けなかったのだが今回はなにがなんでもということでその場所に行ってみた。それがこの冒頭の写真である。塀が邪魔していてそばまでは行けなかったが、塀の奥に見えるのがまさにハルトゥリンスキー通り (Халтуринский переулок) 48番地のその住居である。
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そこに行くにはまずハルトゥリンスキー通りの56番地の手前にある小さな路を進む。
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奥まで進むと左側の古い建物がハルトゥリンスキー通りの50番地である。
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そしてそこから先の問題の48番地へは塀で遮られてしまっているということである。ちなみにハルトゥリンスキー通りの72番地の手前から50番地に裏側に回り込めないか行ってみることにした。
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そうするとやはり50番地のところで遮られてしまう。ただし左のところに青い屋根の一部が少しだけ見えている。これがまさに48番地の住居なのである。

さて、ここで一つだけ奇妙なことがある。ある一つの資料のみソルジェニーツィンが母親と暮らしていた住居はハルトゥリンスキー通りの52番地であると記述しているのである。つまり冒頭の写真の左側の建物、すなわち下の写真の建物である。
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そしてソ連崩壊後の1994年にソルジェニーツィンがロシアに帰還した後にロストフ・ナ・ドヌを訪問した際に彼が若かりしときに母親と一緒に住んでいたハルトゥリンスキー通りの建物を訪れて戦前に自分が暮らしていた時と変わらないみすぼらしい建物であると語ったと述べているのである。
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確かにこの52番地も非常にみすぼらしい建物ではあるが、しかし48番地の建物の所有者はロストフ市当局がそこをソルジェニーツィンに関する博物館にしようとしたときに強く抵抗したそうで市当局はその計画を断念したそうである。それ以降も48番地の所有者はそういったソルジェニーツィンに関する訪問者が48番地にやってくることに抵抗を示しているという経緯から、やはり二か所が塀で遮断されているといった現実とそういうことがうまく適合しているように考えられるため、やはり48番地がソルジェニーツィンが貧困の中で母親と住んでいた場所としては正しいだろうと思われる。ちなみにあの塀の向こう側に行くと下の写真の建物があるそうである。
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Image:Журнал Нация

母親のタイシャ・ソルジェニーツィナは夫の早過ぎる死のあとは再婚せず非常に少ない収入ながらもタイピストなどをして息子であるアレクサンドルを育て上げたそうである。それがハルトゥリンスキー通りの48番地なのである。
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母親のタイシャ・ソルジェニーツィナ 
Image:Александр Исаевич Солженицын: официальная страница

Olympus OM-D E-M1 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
(Aug.4 2019@ロストフ・ナ・ドヌ)

(資料)
・«Редакция газеты «Наше время» (Jun.30 2010 - Как пройти к Солженицыну?)
Халтуринский переулок (Wikipedia)
・Новая газета (Jan.15 2017 - В Ростове-на-Дону будет установлен памятник Александру Солженицыну)
・Год литературы 2019 (Ксения Лесная, г. Ростов-на-Дону. Места Солженицына в Ростове)
・Журнал Клаузура (Sep.18 2018 - АРХИПЕЛАГ ЮНОСТИ АЛЕКСАНДРА СОЛЖЕНИЦЫНА. К 100-летию со дня рождения выдающегося писателя)
・Журнал Нация (Dec.11 2018 - В Ростове Солженицын болел за «Сельмаш», а на Большую Садовую ходил учиться флирту)
Александр Исаевич Солженицын: официальная страница (ТАИСИЯ ЗАХАРОВНА ЩЕРБАК)

(過去関連投稿)
ロストフ・ナ・ドヌにソルジェニーツィン (Александр Солженицын) の足跡を求めて
by polarbearmaniac | 2019-08-05 04:00 | 異国旅日記

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