街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る
通知を受け取る

<   2010年 05月 ( 91 )   > この月の画像一覧

ロッシー、ゆっくり足の治療に専念して下さい!

a0151913_17311544.jpg
Photo(C)静岡市立日本平動物園

日本平動物園のロッシー、当初に報道された足の負傷から現在も完全に回復できていない状況のようです。この記事によりますと日本平動物園側が「猛獣館299」が完成した直後に、ロッシーにかなり無理をさせてしまった様子がうかがえます。
>園側はすでに4月下旬、ロッシーの後足の異変に気付いていた。しかし、かき入れ時の大型連休を前に「展示中止とはいかない」と、通常より展示時間を短縮して公開を続けたという。
なるほど事情はわからなくはないですが、これではロッシーがかわいそうです。じっくり時間をかけて治療することをお願いしたいです。来園者の多くなる夏休みまでにはまだ日数がありますので、動物園の担当者の方々も絶対にあせらずに治療に専念させてやってほしいですね。

私は4月末にサンクトペテルブルクのロッシーの生まれたレニングラード動物園を訪れ、ロッシーのお母さんのウスラーダやお父さんのメンシコフ、そして昨年暮れに誕生したロッシーの弟たちに会ってきました。ロッシーはこの場所でこのお母さんからお乳をもらい、そしてこのプールで遊んでいたんだなと思い、幼いロッシーがそこで遊びまわる姿を頭で想像していました。レニングラード動物園はあのペロパブロフスク要塞のすぐ外側にあり、いわゆる「歴史地区」として由緒のある地域にあります。冬は多分、バルト海からの寒風がネヴァ河を通ってあの動物園にも吹いているに違いありません。そうした寒さの厳しいあの場所でロッシーは兄弟のクラーシンと2頭で元気に雪の上ではしゃいでいたのでしょう。彼の育った場所、彼の両親などを見たことから、今まで以上にロッシーに対する親しみを感じるようになりました。イコロやキロルに対するのと優るとも劣らないほどの愛着を感じています。

このページはロシアの地元TV局の2007年12月11日のニュース映像で、ロッシー(とクラーシン)が誕生したことを伝えるニュースです。最初のほうに映っているのはお母さんのウスラーダです。飼育員さんたちはこのモニターで双子の誕生を確認したわけでした。

この下の画像はもう何度か御紹介していますが、ロッシー(当時はピョートル)とクラーシンの生後4~5ヶ月の映像ですが、なかなかほほえましいです。




*(追記)ロシアに関する日本の研究者が関心を抱くのは、政治、歴史、文学の3つです。特に文学に関しては、日本のロシア文学研究のレベルは世界でもトップクラスであるほどです。そういったわけで、ロシア関連の研究者が伝えるロシアの情報、ロシアからの情報といえばたいていこの3つのジャンルに集中しており、ロシアに生息する動物、あるいは動物園の情報はあまり日本に伝わってきていませんでした。私はそういった情報の欠如をなんとか埋めようと考え、このブログではロシア情報に比重を大きくして投稿しています。 幸いなことに広大なロシアの国土には野生のホッキョクグマの生息地が含まれており、そして動物園におけるホッキョクグマの繁殖においては世界の頂点に位置しています。 ロシアでのホッキョクグマの情報なら、ネットで丹念に調べていけばかなりあるわけです。「なあんだ、またロシアの話か!」と感じられる方もいらっしゃるとは思いますが、なにしろ今までが少なかったのですから、それを埋めるためだとお考えいただきたく思います。
by polarbearmaniac | 2010-05-28 00:05 | Polarbearology

ロシア・タイミール半島で保護された赤ちゃん孤児の続報(2)

a0151913_10322020.jpg
Photo(C) Государственный интернет-канал "Россия" /Россия 1

前回の情報からまた続報が入っています。クラスノヤルスク動物園で保護されているこの2頭の雌の赤ちゃん、かなり環境に慣れてきて、カメラマンのほうに顔を向ける余裕もできてきたそうです。動物園にやってくるお客さんに対しても興味を示しているようです。ロシアのTV局のニュース番組で、この今回の2頭の様子を動画で見ることができます。 ここをクリックしていただくと写真が現れますが、その下のВидео書かれたところをクリックしていただくと映像を見ることができます。
by polarbearmaniac | 2010-05-27 13:00 | Polarbearology

食べ物を求めるホッキョクグマの映像

BBC wildlifeの2つの映像を御紹介しておきます。ホッキョクグマが食べ物を求める様子が映像でご覧になれます。この2つはある意味では対照的な光景ですね。




by polarbearmaniac | 2010-05-27 06:00 | Polarbearology

旭山動物園、「行動展示という名の効用資源」の枯渇? (後)

より続く)
ところが、あえてこの道をとらずに再生をしようと考えた動物園がありました。それが札幌・円山動物園でした。この報道によりますと、「癒し」という原点からの発想のようですが、私に言わせれば、本当に意義があったのは「アニマルファミリー」の制度だったろうと考えています。この制度の趣旨は、このページに書いてある通り、
>あたかもファンクラブ、里親、家族のように愛着をもって、「私の動物を動物園に預かって飼育してもらっている」「私の動物がいる動物園に会いに行く」というように、来園者と動物園の関係を「見に行く、から、会いに行く」と新たな関係性を提案するものです。
ということに尽きるでしょう。この制度はおそらく、この「円山動物園リスタート委員会」の議事録の31/35あたりの原田委員の発言が採用されたものと思われます。同種の制度は海外の他のいくつかの動物園にもなかったわけではないものの、円山動物園はかなり意識的に、この制度を採用したようです。

さて、この制度を採用した方々がその時点でどの程度まで明確に意識していたかどうかはわかりませんが、私の見たところ結果的には以下を意味することとなりました。それは、仮に4頭飼育されているAという種があったとすると、この4頭をAa,Ab,Ac,Adと分けて識別・認識する方向に進んだわけです。Aの集合からAaやAbを分離認識させる方向ですね。旭山動物園のいわゆる「行動展示」は種Aが複数頭飼育されていても、ひとくくりでA種として見せることが前提となります。なぜなら、あくまで「行動展示」で見せようというのは種Aの行動特性だからです。ですので、種Aと種Bの違いが重要であるわけです。私の大好きなホッキョクグマの場合ですと、「もぐもぐタイム」で水中で泳いで魚を採るイワンは旭山動物園がホッキョクグマの行動特性として入場者に見てもらいたい典型的な行動を常に行う優等生です。ところがルルはイワンほど魚を採ることに関心がありません。ですので、昨年の秋にはルルはイワン1頭がすべて1日の「もぐもぐタイム」を終えてからやっと飼育場に出してもらえたわけです。真夏の氷のプレゼントでも同様だったようです。モニターカメラをチェックしていた人によりますと、何度かあった真夏の氷のプレゼントも、もらったのはイワンだけでルルは全然もらえなかったそうです。 ホッキョクグマだから氷に喜ぶのは当たり前であり、イワンはまさに喜ぶわけですが、ルルは氷にもあまり関心が無いようです。「ホッキョクグマらしい」のはイワンであり、ルルは氷で遊ばないので「ホッキョクグマらしくない」わけです。

私の見たところ、種Aの行動特性を見せようとした旭山動物園のいわゆる「行動展示」ですが、いみじくも5年前に大阪市立大学の近勝彦さんが使った言葉である「効用の消費」、私流に言えば「『効用という名の資源』の枯渇」が、あれほど斬新と感じた「行動展示」を看板とした旭山動物園にも忍び寄っていたことになるかと思われます。種Aの「行動特性」がわかれば、それをあえてもう一度見ようと思わない心理が働いてきたわけです。動物園に何度も行くリピーターが注目するのは、Aa,Ab,Ac,Adがその時その時に織り成す「ドラマ」です。私が見たいのは、ララファミリーのその日その日の光景であって、「もぐもぐタイム」でいつも水に飛び込むイワンではありません。イワンの豪快な泳ぎよりも、ララ、デナリ、ピリカの3頭が動かず昼寝をしているのを見るほうがずっとおもしろいですね。A,A,A,Aを見る(見せられる)なら、2~3回で「(動物園の)『効用という名の資源』」は枯渇しますよ。Aa、Ab,Ac,Adで見ることができれば、「(動物園の)『効用という名の資源』」は枯渇することがありません。その証拠に、札幌在住のあるブロガーさん(仮にMさんとしておきます)は非常に頻繁に動物園に行って、動物の様子を丹念にレポートしていらっしゃいます。なぜあれだけ何度も、そして長い期間にわたってMさんが大変見事に動物園をレポートし続けられるかといえば、それはMさんはAa、Ab、Ac、Adのその日の様子をレポートしているからです。Aa、Ab、Ac、Adの相互の関係の変化をレポートすれば、Mさんにとっての「(動物園の)『効用という名の資源』」は枯渇しません。だから可能なわけです。

少なくとも私に限って言えば、私が見たいのはホッキョクグマの「行動」ではなく、それぞれのホッキョクグマの「顔」です。「顔」というのは、イコロが垂れ目でキロルが切れ目だとか、そういう意味の「顔」のことではありません。些細な性格の違いであっても、それを入り口にして、各個体同士の生き様の違いを見たいわけです。ですから、真夏にはイワンとルルに平等に氷をやれということです。氷に喜ぶイワンと、冷静なルル、この2つの「顔」を見せてくれということです。ステレオタイプ化されたホッキョクグマの「行動展示」には興味はありません。

すでに時代は、「行動展示」の次のフェーズに移行することは確実と思われます。 成功した「行動展示」すら、一つの通過点でしかないようです。旭山動物園が、「行動展示」の後に来る時代をどう切り開いていくかに期待したいと思います。

*(追記)サツキが旭山動物園に移動しましたが、旭山動物園は驚いたに違いありません。札幌のファンが寄書きに旭山での「サツキ祭り」の再来を希望するメッセージをたくさん書いたわけですから。札幌のファンはサツキをAとしてではなくAaとして送り出したわけです。Aaという発想が希薄な旭山動物園は困惑したでしょう。本来、ホッキョクグマの生息地である北極にポリタンクはありません。ですのでAはポリタンク遊びはしません。しかしAaであるサツキはポリタンク遊びが得意なわけです。 これからのファンが見たいのはAaであってAではありません。
by polarbearmaniac | 2010-05-27 00:01 | 動物園一般

旭山動物園、「行動展示という名の効用資源」の枯渇? (前)

いわゆる「行動展示」で入場者を飛躍的に増加させた旭山動物園が、ここ2年ほどその入場者が減少しているため、旭川市が関西にトップセールスを行うという報道がありました。私自身は今まで旭山動物園はそれなりに楽しんではいますが、ツアーの貸切バスで乗り込んでくる入場者が多い時にはちょっと閉口しています。旭山動物園に行くときは、空港からであれ駅からであれ市内のホテルからであれ、基本的にはタクシー利用がほとんどなのですが、多くのタクシーの運転手さんが以前から(すなわち、旭山動物園の入場者数が右肩上がりの好調を続けていた時代から)、口をそろえてこう言っていました。「旭山動物園の人気なんか間違いなく下火になりますよ。飽きられるのは時間の問題です....。」

さて、今から5年前の2005年に大阪市立大学の近勝彦さんが「コンテンツ流通論(2) 動物園のコンテンツ」という記事を書いています。非常に興味深い記事です。この記事の中で著者はこういうことを言っています。
>多くの動物園では、費用の制約もあり、動物自体を頻繁に入れ替えることができないであろう。すると、一度行くと新しい発見や知見は得られない。まさに、1回目で動物園のもつ効用の大半が失われる(消費される)のである。2回目は、小さい効用に見合う入園料ならいざ知らず、通常の入園料ならば割に合わないというのがこれまでの状況であったと思われる。
この中で注目されるのは、「効用の消費」という考え方です。私流に言い換えればこれは、「(動物園の)『効用という名の資源』の枯渇」と言い換えたいところです。

一般に「行動展示」と呼ばれている展示方法ですが、私の個人的な印象で言えば以下のように言えると思います。つまり、「Aという種の動物を可能な限りその種の行動の特徴に近い方形で見せる展示方法」であると。ですので、仮にある種が4頭飼育されていたとすれば、その4頭は全て種Aの行動としてひとくくりで見せるわけです。5年前に近勝彦さんはこれを「動物が本来持つ特性や特徴を最大限引き出す工夫をすることによって、動物というコンテンツの価値を一層引き上げたといえるだろう。」という表現で、斬新なものとして高く評価したわけでした。この旭山動物園のいわゆる「行動展示」、これが動物園の再生と価値の付与に絶対的ともいえる方法であることの説得力は非常にあったように思われたのでした。そして、入場者の低迷に悩む各地の動物園にとって、この「行動展示」の採用はあたかも動物園にとっての救世主、いやゴールですらあるかのように考えたのも無理からぬ話でしょう。
続く
by polarbearmaniac | 2010-05-26 23:59 | 動物園一般

ロシア・チェリャビンスク動物園の体重700キロの心優しきホッキョクグマ

a0151913_18132986.jpg
雄のアルツィン Photo(C) ЧР-Менеджер

ロシア・ウラル地方の都市チェリャビンスクの動物園(Челябинский зоопарк)のホッキョクグマについては以前一度御紹介いたしました。こういったロシアの地方都市の動物園で飼育されているホッキョクグマについては動物園サイドからの情報は非常に少ないのですが、その地方地方のマスコミが時々エピソードを伝えていますので助かります。今回は情報サービスのジャストメディア(Джаст-медиа)の5月24日付けの記事を御紹介しましょう。

この動物園で飼育されているホッキョクグマは、雄のアルツィン(9歳)と雌のアイリシャ(7歳)の2頭です。雄のアルツィンは生後3ヶ月で極北の地で孤児として保護され、チェリャビンスク動物園で飼育されるようになりました。現在の体重が700キロを超えるそうですから相当の巨漢ですね。2歳年下の雌のアイリシャの血はバレンツ海にあり(アンデルマの血がそうであるということです)、ペルミ動物園を経てこのチェリャビンスク動物園で飼育されるようになりました。飼育員さんは最初、巨漢の雄のアルツィンが、チェリャビンスクにやってきた雌のアイリシャを虐めるのではないかと心配したそうですが、実際はその反対で、アイリシャがアルツィンを舐めたりして母性的なスキンシップで対応し、アルツィンも非常に優しくアイリシャに接していて、この2頭は大の仲良しのようです。この2頭とも水遊びが大好きで、プールでタイヤや浮き球を相手に遊ぶのに熱心なようです。

この2頭、地元の人たちに大変愛されていることは以前の投稿にも書きましたが、動物園のスタッフの方もこの2頭を大変誇りにしている感じが伝わってくる記事です。

a0151913_18154669.jpg
雌のアイリシャ Photo(C) Челябинский зоопарк

*(後記)私が最初この記事を投稿した時にアイリシャはペルミ動物園の生まれでアンデルマの娘だと書きましたが、その後2010年6月3日付けのロシア情報サイトのmega-u.ruの記事、およびチェリャビンスク動物園のニュースによりますとアイリシャはペルミ動物園からチェリャビンスク動物園に来たものの出自はバレンツ海の野生だと書いてあります。「出自がバレンツ海の野生」というのは母親のアンデルマのことを言っていると考えられます。アイリシャ自身はペルミ動物園生まれであるもののそういったアンデルマの血を受け継いでいるという意味と解し("Айриша прибыла к нам из Пермского зоопарка, где родилась" という表現がそれを意味すると考えられます)、その内容に従ってこの記事の内容を部分的に訂正いたしました。
(訂正資料)
mega-u.ru
(Jun.3 2010)
Челябинский зоопаркНовости зоопарка
by polarbearmaniac | 2010-05-26 00:05 | Polarbearology

ロシア・タイミール半島で保護された赤ちゃん孤児の続報

a0151913_17323464.jpg
Photo(C)Krasnoyarsk.RFN.RU

ロシアの極北タイミール半島でホッキョクグマの2頭の赤ちゃん孤児が保護されクラスノヤルスク動物園に送られた件はすでに18日に投稿いたしましたが、この赤ちゃんたちのその後の続報がロシアの報道で入っています。1週間前にこの動物園に到着したこの赤ちゃんは、最初はあらゆる物音に怯えていたそうです。お母さんと別れてしまったことのショックと、移送のために飛行機に乗せられた時の恐怖感が原因だと記事は書いています。すでに魚や肉なども食事にもらっているようですね。環境にも慣れてきた様子がうかがわれます。



クラスノヤルスク動物園側は、すでに2頭のホッキョクグマを飼育しているので、いつまでも今回のこの2頭の赤ちゃんをここで飼育しておくことはできず、飼育可能な他の動物園に1頭ずつ移動させる計画を検討しているそうですが、スタッフはこの年齢でこの双子の赤ちゃんを引き離すことは問題があってできないと頭を痛めているそうです。おや? “Но сотрудники зоопарка уверены - разлучать сестёр нельзя.”というところを見ると、この2頭は雌のツインズですか? いやはや....日本の動物園に是非欲しいところです。 いとも簡単に突然こうして雌の赤ちゃんが「出現」するところが、ホッキョクグマの生息地を自国領土内に持つロシアの強みといっていいのでしょうか....。

それにしても、お母さんからはぐれてしまって保護され、この写真のように寄り添って寝ている赤ちゃんを見ていると、本当に2頭を引き離すのは忍びないです。なんとか、しばらくの間は是非2頭で飼育していただけますよう、クラスノヤルスク動物園にはお願いしたいです。
by polarbearmaniac | 2010-05-25 00:05 | Polarbearology

ロシア 「アンデルマ/ウスラーダ系」の日本飼育個体血統図

a0151913_1729023.jpg

あくまでも日本の動物園で飼育されている個体に限って、ロシア側の資料・情報による「アンデルマ/ウスラーダ系」と呼ぶべきホッキョクグマの簡単な血統図を作ってみました。名前の下には、現在飼育されている都市の名前を付記してあります。 セルが青く塗ってあるのが日本で飼育されているホッキョクグマです。たとえばウスラーダにはすでに14頭の子供がいますが、そのうち日本に関係しているのは3頭、カイとロッシーは息子であり日本在住、シモーナは娘でモスクワ在住ですがイワンの母親として日本に関係してくるわけです。

当然この図は、「イワンとゴーゴー兄弟説」を否定して作られています。

*(追記1) 以前4月27日の投稿で私は不注意にも「イワンはアンデルマの孫」と書いてしまいましたが、これは正確には「イワンはアンデルマの曾孫」が正しいです。つきましては、4月27日の投稿の本文を訂正いたしました。正しくは上の簡易血統図に従って以下となります。
イワン (旭山動物園/アンデルマの曾孫)
ホクト (姫路市立動物園/アンデルマの息子)
カイ  (八木山動物公園/アンデルマの孫)
ゴーゴ (天王寺動物園/アンデルマの息子)
ロッシー (日本平動物園/アンデルマの孫)


*(追記2) 尚、アンデルマの夫のユーコンは、5月中にカザン市動物園に移動となります。詳しくは、こちらの投稿をご参照下さい。
by polarbearmaniac | 2010-05-24 17:30 | Polarbearology

否定された「イワンとゴーゴ兄弟説」

a0151913_22452618.jpg

a0151913_22452614.jpg

「イワンとゴーゴ兄弟説」が、初めて動物園サイドの立場から否定されました。

日本の動物園のホッキョクグマの血縁関係の解説については以前より非常に評価の高い、おびひろ動物園のホッキョクグマ舎の解説パネルが訂正になっています。以前はイワン(旭山)とゴーゴ(天王寺)が兄弟として図示されていましたが、それが訂正されています。ゴーゴの兄弟は姫路のホクトでした。やはりモスクワ動物園の資料が正しかったわけです。これで、ホクトは、日本に移送される直前にモスクワにいた可能性自体は必ずしも否定できないものの、少なくともその誕生、飼育についてはモスクワではなくペルミでなされた個体だったということになります。

ロシア側の資料、情報を調べ、このブログで2月に「イワンとゴーゴ兄弟説」を否定した一連の投稿内容が、結果的にもendorseされたものと理解し大変嬉しく思います。
(May.23 2010)
by polarbearmaniac | 2010-05-24 00:05 | Polarbearology

全く色褪せないイコロとキロルの魅力

a0151913_1718192.jpg

a0151913_1718132.jpg
一日中暴れまくって夕方にはお疲れの御両人。
a0151913_1718158.jpg
互いの健闘を讃えあいます。

a0151913_171812.jpg

実は帯広に来る前は少し心配していた。一般公開から送る会まで、あれほど何度も札幌に通い、その成長を見続けてきたイコロとキロルは、もうその魅力を失っているのではあるまいかと。しかしそれは杞憂だった。成長を遂げつつ、彼らは自由奔放な動きを見せ、見ている者を決して飽きさせることが無かった。まさに彼らは、ララがこの世に贈ってくれた宝物である。

今日も本当にお疲れ様でした。たっぷり餌をもらって下さい。また近いうちに来るからね! それまでお元気で!
(May.23 2010)
by polarbearmaniac | 2010-05-23 17:18 | しろくま紀行

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

昨年2017年の繁殖シーズン..
at 2018-09-21 00:30
ポーランドのワルシャワから成..
at 2018-09-20 13:00
ワルシャワのショパン博物館 ..
at 2018-09-19 06:45
ワルシャワ、旧ゲットー地区を..
at 2018-09-18 06:45
ワルシャワ、プラガ地区を歩く..
at 2018-09-18 06:30
ワルシャワ、旧ゲットー地区を..
at 2018-09-17 06:45
ワルシャワ動物園の秋晴れとホ..
at 2018-09-17 06:30
ワルシャワ、旧ドイツ国家秘密..
at 2018-09-16 06:30
ワルシャワ、旧ゲットー地区を..
at 2018-09-15 08:30
ワルシャワ、旧ゲットー地区を..
at 2018-09-14 06:45

以前の記事

2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag