街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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白浜・アドベンチャーワールドのゴーゴが満14歳の誕生日に大阪・天王寺動物園に帰還へ

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ゴーゴ (Белый медведь Гого / Eisbär Gogo) 
(2012年8月25日撮影 於 大阪・天王寺動物園)

白浜のアドベンチャーワールド、及び大阪の天王寺動物園より本日11月30日に発表があり、同園で飼育されている間もなく14歳になる雄(オス)のゴーゴ(2004年12月3日 ロシア・ペルミ動物園生まれ)が12月3日に大阪の天王寺動物園に帰還することになったそうです。今年の2~3月に雌(メス)のオホトとの間で繁殖行為が確認されていたもののオホトは妊娠には至らなかったことがゴーゴの大阪への帰還がこの時期に発表された直接の理由のようです。

ゴーゴの大阪への帰還は関西のファンの方々が以前から望んでいたことであり、遅かれ早かれ実現するであろうことは明らかだったわけですが、もう一つ重要なことは、これでオホト(1991年11月15日 スコットランド・エディンバラ動物園生まれ)の繫殖への挑戦は間違いなく終わりになるだろうということです。このゴーゴの大阪への帰還についての正式発表が11月30日に行われたということの意味を深く詮索してみたい気もするのですが、それは今回はやめておくことにします。ゴーゴの大阪での検疫期間は約一ヶ月ということのようですが、その非展示の期間中に天王寺動物園としては二頭となるホッキョクグマの展示方法を考えたいとの意向のようです。ゴーゴが帰還した後のシルカの行動の変化などを観察しつつ展示方法を決めるというわけですが、非常に微妙な配慮が必要になるでしょうから同園の担当者の方にとっては緊張した一か月間となるでしょう。

(資料)
アドベンチャーワールド (Nov.30 2018 - ホッキョクグマ「ゴー」が天王寺動物園へ帰ります)
天王寺動物園 (Nov.30 2018 - ホッキョクグマの「ゴーゴ」が天王寺動物園に帰ってきます【平成30年12月3日】)

(過去関連投稿)
大阪・天王寺動物園のゴーゴ(クライ・ユーコノヴィチ)が南紀白浜のアドベンチャーワールドへ
大阪・天王寺動物園のゴーゴの壮行会が開催される ~ 出張によって予想される漠然とした不安感
大阪・天王寺動物園がゴーゴの帰園に対する考え方を発表 ~ 両立せぬ大阪と白浜の飼育・展示方針
ロシア・ペルミ動物園時代のゴーゴ (現 白浜AWS) ~ 消え去りつつある「公的財産」としての貴重な記録
by polarbearmaniac | 2018-11-30 16:30 | Polarbearology

ロシア・クラスノヤルスク動物園の「ホッキョクグマの日」~ 早々と今年の繁殖戦線から脱落した同園

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ウルスラ (Белая медведица Урсула) 
Photo(C)"Роев ручей" Красноярский зоопарк

「国際ホッキョクグマの日」というのは毎年2月27日なのですがロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園(正式には、ロエフ・ルチェイ・クラスノヤルスク動物園 - Красноярский зоопарк "Роев ручей")ではそれに加えて以前から単独に11月下旬のある日を「ホッキョクグマの日 (День белого медведя)」としてホッキョクグマに対するお祝いのイベントを行ってきたそうです。何故11月下旬なのかというと、それは同園の人気者のホッキョクグマであるセードフ司令官 (Командор Седов)(現在はゲレンジーク・サファリパークで飼育)の誕生日が11月下旬(正確には11月29日)であり彼の誕生会が行われてきたという経緯があるからだそうです。今年も11月24日の土曜日にそのイベントが行われました。その様子を地元のTV局のニュース映像で見てみましょう。



開始後1分47秒あたりに映っているのは野生孤児で保護されクラスノヤルスク動物園に移動してきた雌(メス)のウルスラです。しかしその後に登場しているのはフェリックスとオーロラ(本名ヴィクトリア)のペアなのですが、この11月下旬の時期にこの二頭が同居しているというのは、このペアは今年の繁殖シーズンには繁殖を諦めたということを意味しています。野生出身同士のペアとして大いに期待されてはいるものの、昨年もそうでしたがクラスノヤルスク動物園は繁殖に対する取り組みに甘さが見られます。
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オーロラ(本名ヴィクトリア) (Белая медведица Аврора/Виктория)
Photo(C)"Роев ручей" Красноярский зоопарк

クラスノヤルスク動物園からオーロラの出産準備に関する情報が今年は流れてこないのを非常におかしいと思っていましたが、やはりこのような状態だったというわけです。昨年も産室を用意する時期が非常に遅かったわけで、「こんなことで大丈夫なのか?」と私は心配したわけですが(これについては「ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のオーロラの出産準備体制 ~ 一抹の不安を感じる経験不足」、及び「ロシア・クラスノヤルスク動物園のオーロラの出産準備体制に同園の大きな誤解の存在の危険性」という投稿を御参照下さい)、今年のシーズンはこのペアの間に繁殖行為はなかったということなのでしょうか? しかし同園は今年の春には「昨年のシーズンよりも成功の可能性は高い」と述べていたのです。非常に失望させられる状況です。来年の春には新しいホッキョクグマ飼育展示場が完成するらしいですから、それまでは同園は繁殖への取り組みには消極的なのかもしれません。これについては「ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラの近況と新飼育展示場の建設工事の進行」という投稿を御参照下さい。せっかく野生出身のペアを飼育しておきながらクラスノヤルスク動物園の姿勢に大きな不安を感じざるを得ません。

(資料)
"Роев ручей" Красноярский зоопарк (Nov.24 2018 - День белого медведя в парке флоры и фауны «Роев ручей)
Телекомпания Енисей (Nov.26 2018 - В зоопарке «Роев ручей» необычно отметили день медведя)
Таймырский телеграф (Nov.29 2018 - Урсула отпраздновала свой первый День белого медведя в парке "Роев ручей")

(過去関連投稿)
(*ウルスラ関連)
ロシア極北・カラ海のディクソンでホッキョクグマの幼年個体が保護 ~ クラスノヤルスク動物園へ
ロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園で保護されている野生孤児のその後の様子
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児にロシア国内の複数の動物園が飼育希望を表明
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児個体の性別は雌(メス)と発表される
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児個体の名前の候補名の公募が始まる
ロシア・クラスノヤルスク動物園で保護された野生孤児個体の名前が "ウルスラ(Урсула)" に決定
(*フェリックスとオーロラのペア関連)
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の野生出身の新ペアの繁殖への期待 ~ 日本は果実を狙え
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の「プール開き」 ~ 夏に向けたフェリックスとオーロラの姿
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の野生出身のフェリックスとオーロラのペア形成への準備
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の「国際ホッキョクグマの日」のフェリックスとオーロラの姿
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラの同居開始 ~ 新血統の誕生への大きな期待
ロシア・クラスノヤルスク動物園、野生出身のフェリックスとオーロラが繁殖に向け驀進
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のホッキョクグマたちに欧州の来園者からプレゼント
ロシア・クラスノヤルスク動物園の新飼育展示場計画発表 ~ 欧露の「囲い込み」体制に日本はどう対応するか
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラ、来年の繁殖シーズンへの大きな期待
ロシア・クラスノヤルスク動物園でホッキョクグマのバレンタインデーが祝われる ~ 冬期の新しいイベント
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のプール開き ~ フェリックスとオーロラの夏の季節の始まり
ロシア・中部シベリアに記録的な最高気温の夏が到来 ~ フェリックスとオーロラの夏の過ごし方
ロシアのクラスノヤルスク環境監視検察庁が監査で問題視したクラスノヤルスク動物園のホッキョクグマの移動
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園の7歳のオーロラに出産の期待 ~ 「新血統」の誕生なるか?
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のオーロラの出産準備体制 ~ 一抹の不安を感じる経験不足
ロシア・クラスノヤルスク動物園のオーロラの出産準備体制に同園の大きな誤解の存在の危険性
ロシア・クラスノヤルスク動物園で「新血統」の誕生、今回はならず ~ セードフ司令官が5月に帰還へ
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラが同居を再開 ~ 世界が注目するこのペアの繁殖
ロシア・クラスノヤルスク動物園の「国際ホッキョクグマの日」 ~ 「二頭のオーロラ」の謎が深まる
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のフェリックスのプール開き ~ 新飼育展示場が建設中
ロシア・シベリア中部のクラスノヤルスク動物園で全面的なプール開き ~ フェリックスとオーロラの姿
ロシア・クラスノヤルスク動物園がフェリックスとオーロラの飼育展示場のライブ映像を配信開始
ロシア・シベリア中部、クラスノヤルスク動物園のオーロラがFIFAワールドカップの勝敗予想を行う
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラの今年のシーズンでの繁殖成功への期待
ロシア南部・黒海沿岸、ゲレンジーク・サファリパークでのセードフ司令官の近況
ロシア・クラスノヤルスク動物園のフェリックスとオーロラの近況と新飼育展示場の建設工事の進行
by polarbearmaniac | 2018-11-30 02:30 | Polarbearology

アメリカ・セントルイス動物園の満六歳となるカリーの近況 ~ アメリカのホッキョクグマ界の期待の星

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カリー Photo(C)St. Louis Post-Dispatch

2013年3月にアメリカのアラスカ州で野生孤児として保護されアンカレッジのアラスカ動物園からニューヨーク州のバッファロー動物園を経て2015年5月からミズーリ州のセントルイス動物園で飼育されるようになった推定で6歳になったばかりである雄(オス)のカリー (Kali) については以前にバッファロー動物園で同居していた人工哺育されたホッキョクグマであるルナとの関連でよく投稿していました。しかしセントルイス動物園で一頭で暮らすようになってからはメディアにはかつてほど多くの報道がなされているとは言えない状態です。しかし彼は野生孤児の出身ですので繁殖に関しては血統的な優位性が大きいためにアメリカ国内のどの雌(メス)の個体が彼のパートナーになるかは注目しておきたいところです。

さて、そのカリーの近況について珍しくセントルイスの地元のメディアが寒さの到来したセントルイスでの彼の姿を報じています。いつも通り悠然と水に入っているというカリーの日常見せる姿と同様のようです。



次の映像は今年の春のものです。こういった容器の中に食べ物を入れておくということでカリーがそれを取り出す行動を行うように誘導しています。エンリッチメントの一部でしょう。



さて、カリーももう六歳です。まずまず彼のパートナー選びが進みそうです。注目して見守りたいと思います。アメリカの動物園ではホッキョクグマの繫殖がうまくいっているとは言えない状態です。カリーのような野生出身個体の活躍が大いに期待されているわけです。

(資料)
St. Louis Post-Dispatch.com (Nov.28 2018 - Kali, the polar bear, takes the real polar plunge)

(過去関連投稿)
(*カリー関連)
アメリカ・アラスカ州の北西岸でホッキョクグマの孤児の赤ちゃんが保護!
アメリカ・アラスカ動物園で保護された野生孤児のカリーが今春に期限付きでバッファロー動物園へ
アメリカ・アラスカ動物園で保護されている野生孤児のカリーの一般公開が始まる
アメリカ・アラスカ動物園で保護されている野生孤児のカリーを間近で撮り続けている専属カメラマンの視点
アメリカ ・ アラスカ動物園で保護されている野生孤児の赤ちゃん、カリーの近況と今後について
アメリカ・アラスカ動物園の野生孤児カリー、来週後半に ニューヨーク州のバッファロー動物園へ
アメリカ・アラスカ動物園の野生孤児カリーがニューヨーク州のバッファロー動物園に無事到着
アメリカ・バッファロー動物園のカリーがセントルイス動物園に移動へ ~ 繁殖計画(SSP)主導者の主体性
アメリカで登場したホッキョクグマ輸入の特別枠要求への動き
アラスカで保護された野生孤児カリーをめぐるバッファロー動物園とセントルイス動物園との微妙な関係
アメリカ ・ セントルイス動物園のホッキョクグマの飼育再開への強い意欲 ~ 美しき双子姉妹の死を越えて
アメリカ・ニューヨーク州バッファロー動物園のカリーがミズーリ州のセントルイス動物園に無事到着
アメリカ・セントルイス動物園の新施設で野生孤児カリーが公開となる ~ 6年振りにホッキョクグマ戻る
アメリカ・セントルイス動物園へ移動した野生孤児カリーの近況 ~ 野生出身個体のパートナー選定
アメリカ・セントルイス動物園のカリーにバレンタインデーのプレゼント
アメリカ・セントルイス動物園の野生孤児出身のカリーの近況 ~ 注目すべきパートナー選定

(*以下、バッファロー動物園、及びルナとカリー関連)
アラスカで保護された野生孤児カリーをめぐるバッファロー動物園とセントルイス動物園との微妙な関係
アメリカ ・ ニューヨーク州、バッファロー動物園で遂にルナとカリーが初顔合わせ
アメリカ ・ バッファロー動物園でルナとカリーの正式な同居展示が開始 ~ カリーの今後について
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園でのルナとカリーの同居は順調に推移
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園の新施設建設の不足資金を州政府が一部負担の意向示す
アメリカ・バッファロー動物園がルナの移動可能性に言及 ~ 報道されている状況は本当に事実なのか?
アメリカ・バッファロー動物園の新施設建設資金の露骨な寄付募集活動に眉をひそめる地元の財団・基金
アメリカ・ニューヨーク州のバッファロー動物園に凝縮した新施設建設の問題 ~ 主役は来園者か動物たちか?
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園のルナとカリーの近況 ~ 展示需要と個体数のアンバランス
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園の新施設建設に対し州議会が州予算よりの援助を承認
アメリカ・バッファロー動物園が野生孤児カリーの継続飼育を狙い、遂に上院議員にFWSへの説得を依頼
アメリカ・バッファロー動物園が遂に新施設建設資金の全額調達に成功 ~ 「悪しき前例」 の危険性
アメリカ・ニューヨーク州 バッファロー動物園のカリーの引き続きの同園での飼育が決定となる
アメリカ・ニューヨーク州バッファロー動物園でルナとカリーの一歳のお誕生会が開催される
アメリカ・バッファロー動物園の野生孤児カリーの成長記録写真集 ("Kali's Story") が発売へ
アメリカ・ニューヨーク州、バッファロー動物園のルナとカリーの近況 ~ 新飼育展示場は2015年秋に完成
by polarbearmaniac | 2018-11-29 03:00 | Polarbearology

カイ(クラーシン)とロッシー(ピョートル)の双子兄弟が満11歳となる

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カイ(クラーシン)(Белый медведь Красин/Кай)
(2018年10月8日撮影 於 ロシア・ノヴォシビルスク動物園)
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ロッシー(ピョートル)(Белый медведь Пётр/Россы)
(2017年6月2日撮影 於 静岡・日本平動物園)

ホッキョクグマの誕生日について投稿していきますと際限のないことになります。あるホッキョクグマの誕生日については投稿し、あるホッキョクグマの誕生日については投稿しないということの理由を見出すのは難しいわけで、そうなると世界中の飼育下の全てのホッキョクグマの誕生日には投稿しなくてはならなくなってしまいます。野生出身のホッキョクグマについてはそもそも誕生日という考え方がありません。今回は特別に二頭のホッキョクグマの誕生日について触れておきます。それはロシア・ノヴォシビルスク動物園のカイ(クラーシン)と静岡・日本平動物園のロッシー(ピョートル)という双子兄弟の11歳の誕生日についてです。
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ウスラーダ (Белая медведица Услада) (2015年9月24日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)
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故メンシコフ (Белый медведь Меньшиков)(2015年9月22日撮影 於 サンクトペテルブルク、レニングラード動物園)

彼らは共に2007年11月27日にロシア・サンクトペテルブルクのレニングラード動物園で女帝ウスラーダから誕生しています。父親はもちろんあの故メンシコフです。血統登録上はロッシー(ピョートル)の方が兄と言うことになってはいますが、それはたいした問題ではないでしょう。その後、この双子兄弟がノヴォシビルスクと静岡という遠く離れた都市の動物園い移動した経緯については過去に何度も投稿していますので今更ここでは繰り返しません(御存知ない方がいましたら過去関連投稿の「ピョートル関連」を参照していただければ概要だけは知ることができます)。しかしそこには非常に「政治的」に複雑な事情があったわけで、それに対する理解なしではこの双子兄弟のあまりも早いレニングラード動物園からの旅立ちを理解することはできないのです。カイ(クラーシン)は2008年6月20日にノヴォシビルスク動物園に入園しロッシー(ピョートル)は2008年7月8日に日本平動物園に入園しています。つまりこの双子兄弟は生後半年前後で母親であるウスラーダから引き離されてしまったというわけでした。動物福祉 (Animal welfare) 上は極めて好ましくないことです。その影響もあってか一時期はこの二頭は来園者との「交流」を強く求めるホッキョクグマになったと考えられます。

いろいろなことがあったわけですが、その後この二頭は立派に成長しました。とりわけカイ(クラーシン)には二頭の子供(シルカ、ロスチク)がいます。そういいったこともあって私は今ではロッシー(ピョートル)よりもカイ(クラーシン)に会う機会の方が多くなり、そしてカイ(クラーシン)により親しみを感じるようになっているというのもある意味では当然なのかもしれません。ここで昨日のカイ(クラーシン)の様子を地元のファンの方の撮影した映像で見ておきましょう。



この下の映像を見ますと彼もなかなか器用なところを披露しています。



ロッシー(ピョートル)の誕生会は12月2日のようです。私がロッシー(ピョートル)に感じていることは「ピョートル(ロッシー)再考 ~ ”Nur wer die Sehnsucht kennt, Weiß, was ich leide!”」という投稿で全て書ききったと考えています。特に付け加えることはありません。カイ(クラーシン)とロッシー(ピョートル)は全く別の道を歩んでいます。それが彼らの運命であるということなのでしょう。但し間違いなく言えることは、彼らの父親であった偉大な故メンシコフの後を継いでいるのはカイ(クラーシン)であるということです。

(資料)
НГС - Независимые Городские Сайты (Nov.27 2018 - Белый медведь Кай получил в подарок на день рождения канистру — и сломал её)

(過去関連投稿)
(*クラーシン/カイとゲルダの幼年時代関連)
・ロシア・西シベリア、ノヴォシビルスク動物園の赤ちゃんの戸外映像 ~ ゲルダとクラーシンの幼年時代
・ロシア・ノヴォシビルスク動物園のクラーシン(カイ)とゲルダの幼年時代の成長を映像と写真で追う
・ロシア・ノヴォシビルスク動物園の「カイとゲルダ」の最近の話題 ~ このペアの名前の由来の真相を考える
・ピョートル(ロッシー)とクラーシン(カイ)、双子兄弟のそれぞれの生き方
(*ピョートル関連)
・静岡・日本平動物園のピョートル(ロッシー)、貸与期間10年延長へ ~「塩漬け状態」の日本永住へ
・ロシア・サンクトペテルブルク、レニングラード動物園が静岡・日本平動物園に突き付けた法外な条件
by polarbearmaniac | 2018-11-28 03:00 | Polarbearology

エストニア・タリン動物園のアロンが満二歳となる ~ 父親のノルトの17歳の誕生日と同時開催の誕生会

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フリーダお母さんとアロン Photo(C)Admiral Markets

エストニアのタリン動物園からここ数日のところ同園で飼育されているホッキョクグマの最近の様子を伝える映像が公開されています。2016年の11月26日にフリーダお母さんから誕生した雄(オス)のアロン (Aron) は昨日満二歳の誕生日を迎えました。
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Photo(C)Admiral Markets
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アロン Photo(C)LIIS TREIMANN/PM/SCANPIX BALTICS

まずそのアロンの映像を見ておくことにしましょう。。アロンはこれまで陸の上でのおもちゃ遊びが好きだったようですが同園で最近になって活魚のプレゼントが行われるようになり彼の関心はもっぱら水の中で魚を追うことに移ってしまったそうです。その映像を見てみましょう。



昨日の月曜日にはアロンの満二歳のお祝いが行われたようです。以下の映像はその映像ではないようですが昨日の彼の姿のようです。三角コーンの中に何かを入れたり出したり、そしてプールに投げ入れたりしています。アロンの体の大きさはすでに母親であるフリーダよりほんの少し大きくなっているそうです。



次はアロンの父親であるノルト (Nord) の映像です。彼は11月24日に17歳の誕生日を迎えていますが誕生会は息子のアロンと同じ昨日の月曜日に行われたようです。



以前にもご紹介していましたが、このノルトは前脚に傷口があったわえですが下の映像などを見る限りではノルトの行動にはさほど英表を与えていないように見えます。しかしタリン動物園は依然として獣医さんが彼の傷口の状態を常に監視しているそうです。治療中については根気強く長い時間をかけて行っていくという方針だそうです。



さて、タリン動物園では現在フリーダとアロンの親子とノルトの三頭が飼育されているのですが上の映像を見ますと親子と父親のノルトが交代展示されているかのような印象を与えています。しかし実はタリン動物園のホッキョクグマ飼育展示場は二つあって片方には親子が、そしてもう一方にはノルトが暮らしているわけです。ノルトの暮らす側は親子の暮らす側よりやや狭い程度ですが広さはかなりの面積があります。札幌・円山動物園の新しいホッキョクグマ館 (Polar Bear Museum) はかなりの広さがあって多分タリン動物園の親子が暮らす側の区画よりも広いと思います。ところが一区画しかないわけです。ですからデナリはいつになっても新しいホッキョクグマ館に移動することができないわけです。ホッキョクグマ館の正式オープン前に少しの期間デナリは新しい飼育展示場に暮らすことができたのですが、あれは多分ホッキョクグマ館のポスターの撮影目的のために被写体として適当であると考えられたために移動したのだろうと思っています。札幌のホッキョクグマ館はタリン動物園のように区画をもう一つ造るべきでした。

(資料)
Postimees (Nov.20 2018 - Tallinna loomaaia jääkarubasseini pandi ujuma forellid) (Nov.26 2018 - Tallinna loomaaia jääkarud tähistavad sünnipäevi) (Nov.26 2018 - Белому медведю Норду исполнилось 17 лет! Смотрите, чем его угостили работники зоопарка) (Nov.26 2018 - Галерея: медведь Арон обрадовался вкусному подарку на день рождения)
ERR.ee (Nov.26 2017 - Jääkaru Aron sai kaheaastaseks)

(過去関連投稿)
エストニア・タリン動物園で秋の新飼育展示場オープンを待つホッキョクグマたち
エストニア・タリン動物園のフリーダとアロンの親子が完成した飼育展示場へ移動
エストニア・タリン動物園の新飼育展示場にフリーダとアロンの親子が初めて登場 ~ 落ち着かない親子の様子
エストニア・タリン動物園、苦節36年の果てに悲願の新ホッキョクグマ飼育展示場が完成
エストニア・タリン動物園の新ホッキョクグマ飼育展示場が公式にオープン ~ 日に日に環境に慣れる親子
エストニア・タリン動物園に降った雪、そしてフリーダと間もなく満一歳になるアロンの親子の様子
エストニア・タリン動物園、新しい飼育展示場で伸び伸びと行動するフリーダとアロンの親子
エストニア・タリン動物園のノルトが新飼育展示場への園内移動に必死に抵抗 ~ 「住めば都」の狭い旧展示場
エストニア・タリン動物園のアロンの満一歳の誕生会、そしてノラの故郷での最後の誕生会
エストニア・タリン動物園のアロンが飼育展示場のガラスを破壊 ~ おもちゃのリスク
エストニア・タリン動物園のフリーダとアロンの親子の近況 ~ 「カボチャの日」に市民から多くの差し入れ
(*ノルト関連)
エストニア・タリン動物園のノルトが新飼育展示場への園内移動に必死に抵抗 ~ 「住めば都」の狭い旧展示場
エストニア・タリン動物園のノルト、新飼育展示場への移動を依然として拒否 ~ 苦慮する同園
エストニア・タリン動物園のノルトの脚の傷口への十分な治療に成功していない同園
エストニア・タリン動物園のノルトが新飼育展示場に「強制移動」となる ~ 脚の傷への本格的な治療へ
エストニア・タリン動物園のノルトが新飼育展示場に初登場

(*2018年5月 タリン動物園訪問記)
・タリン動物園へ ~ 伸び伸びと暮らすフリーダとアロンの親子
・アロン (Jääkarupoiss Aron)、その素顔と性格
・タリン動物園訪問二日目 ~ フリーダお母さんと息子のアロンにゆったりと流れる時間
・フリーダ (Jääkaru Friida) 、その素顔と性格 ~ 失敗に気が付き修正を行う能力の高さ
・タリン動物園訪問三日目 ~ フリーダとアロン、素晴らしき親子の姿への賞賛
by polarbearmaniac | 2018-11-27 01:30 | Polarbearology

浜松市動物園のモモが満四歳となる ~ 再び考察するモモの将来のパートナー候補について

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モモ (Momo the Polar Bear)
(2015年3月10日 一般公開開始日撮影 於 大阪・天王寺動物園)

浜松市動物園で飼育されている雌(メス)のモモが11月25日に満四歳の誕生日を迎えました。本当に早いものです。大阪・天王寺動物園時代のモモについては「バフィンの母親としての軌跡 ~ "So has Baffin been a nursing Polar Bear Mother"」という投稿を開いていただいて、そこのリンクを御参照下さい。また、浜松市動物園におけるバフィンとモモについては「バフィンとモモの月曜日に見るチェーホフ的世界の親子関係 ~ ララ親子との違いを考える」という投稿でこの親子の関係の全てを述べきったと考えています。 モモは間もなく27歳になる母親のバフィンと一緒に暮らしていますが浜松市動物園は二頭の寝室は分けることにしたそうです。バフィンが高齢になってきたため栄養管理に配慮する必要があるためということが先日発表になっています。ただし飼育展示場では今まで通り一緒に暮らすとのことです。
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モモ (Momo the Polar Bear)
(2015年3月10日 一般公開開始日撮影 於 大阪・天王寺動物園)

四歳となりますと実は繁殖可能な年齢となったことを意味しています。ウクライナのムィコラーイウ動物園の雌(メス)のジフィルカは4歳の時に繁殖行為を行い、そしてそのシーズンの12月にスメタンカが誕生しています。ですからモモの場合も最速では来年の11~12月に出産できるということになりますが、いかんせん彼女にはパートナーがいませんし現在は母親であるバフィンと同居していますから繁殖に関してはそう急がないということも妥当だろうと思います。


天王寺動物園での一般公開初日のモモ - The polar bear cub (Momo) on the day of the first public appearance at Tennoji Zoo, Osaka, Japan, on Mar.10 2015.

しかし私が心配しているのは、たとえば4~5年後にモモのパートナーがいるだろうかということです。ララの子供たち (モモとは6親等となるはずです)のうちの雄(オス)の二頭(イコロとキロル)にはもうパートナーがいますので候補からは外れます。となるとイコロ/デア、キロル/ミルク、豪太/ユキ(実現すればの話ですが)、ラダゴル(カイ)/ポーラのペアとの間で繁殖に成功した場合の子供をパートナーにするということが考えられますが、しかしそういったペアの間での果実をモモのパートナーとするには、まだ少なくとも5年は待たねばならないということになるはずです。白浜AWSの5歳になったばかりの雄(オス)のライトがいるではないかと言う人がいるとは思いますが彼はモモとは4親等(つまりいとこ同士)という比較的近い血統ですので避けるべきでしょう。ならば姫路のルトヴィク(ホクト)がいるではないかと言う人がいそうですが、ルトヴィク(ホクト)とモモは3親等ですのでもっと問題があります(なにしろモモの父親のゴーゴはルトヴィク(ホクト)と父母が同じである弟です)。
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モモ (Momo the Polar Bear)
(2015年3月10日 一般公開開始日撮影 於 大阪・天王寺動物園)

バフィンにもまだまだ長生きしてもらいたいですからやはりモモのパートナーは先に挙げた四つのペアの間での果実にしたほうがよいと思います。ラダゴル(カイ)/ポーラのペアの果実はモモとは5親等となるはずですので(モモの父親のゴーゴ、そのゴーゴの母親の故アンデルマ、その故アンデルマの息子の故メンシコフ、その故メンシコフの息子のラダゴル(カイ)、そのラダゴル(カイ)の息子をパートナーにするということになればモモとは5親等のはずです)、これは問題は少ないでしょう。理想的には豪太/ユキのペアの果実をパートナーにできればよいのですが何年かかるかの具体的見通しはない状態です。


バフィンお母さんとモモ、その一般公開初日の姿 - Baffin the polar bear and her female cub(Momo) at Tennoji Zoo, Osaka Japan, on Mar.10 2015, the day of the cub's first public appearance.

日本のホッキョクグマ界の苦境(というよりは正確には個体群維持の将来の展望の「破綻」)の現実がここにあるわけです。ともかくモモが元気に満四歳となったことを喜びたいと思います。

(資料)
浜松市動物園 (Nov.18 2018 - ホッキョクグマ2頭についてのお知らせ)

(過去関連投稿)
バフィンの母親としての軌跡 ~ "So has Baffin been a nursing Polar Bear Mother"
バフィンとモモの月曜日に見るチェーホフ的世界の親子関係 ~ ララ親子との違いを考える
by polarbearmaniac | 2018-11-26 03:00 | Polarbearology

ロシア・ロストフ動物園のコメタが満六歳となる ~ 難航するパートナー探し

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コメタ (Белая медведица Комета/Lední medvědice Kometa) 
Photo(C)Ростовский-на-Дону зоопарк

ロシア南部の都市であるロストフ・ナ・ドヌの動物園で暮らしているのはチェコ・ブルノ動物園で2012年11月24日に誕生した雌(メス)のコメタと野生出身でペルミ動物園からの預託の形でロストフ動物園に移動してきたy製出身で推定16歳となる雄(オス)のテルペイ(ヤクート)という二頭です。ロストフ動物園はホッキョクグマのペアでの飼育を強く望んでいてモスクワ動物園に協力を求めたものの入手できたのは雌(メス)のコメタだけだったわけです。ところがたまたまペルミ動物園で野生孤児の雄(オス)のセリクとカザン市動物園生まれの雌(メス)のミルカ(ユムカ)の二頭の幼年個体の来園のために飼育スペースがなくなってためにテルペイがロストフ動物園に移されたという事情があり、結果的にコメタとテルペイ(ヤクート)が将来の繁殖上のペアを組むこととなったものの二頭の相性に問題がありロストフ動物園はこの二頭の間での繁殖を断念して現在この二頭は別区画で飼育されています。

さて、この雌(メス)のコメタは11月24日に満六歳となり誕生祝のイベントが行われたようです。そういった最近のコメタの様子を二つほど見てみましょう。





このコメタとウクライナのムィコラーイウ動物園のナヌクは双子の兄妹なのですが共にロシアとウクライナという、共に旧ソ連圏の動物園に移動させられてしまった経緯には複雑な事情があり謎の部分も残っています。彼らの生まれ故郷のブルノには熱心なホッキョクグマファンが多数いるわけですが、現在でもこの二頭の旧ソ連圏の動物園への移動は不本意であったと感じているようです。ロストフ・ナ・ドヌもムィコラーイウもブルノから訪問するのはそう簡単ではありませんからロストフ動物園やムィコラーイウ動物園が時々SNSにアップするこの二頭の姿を見ることだけに情報の入手を頼っているということのようです。本ブログにもチェコのファンの方々の何人かが訪問されていますので私はそういったファンの方々のためにTVニュースを中心とした映像を比較的よくご紹介しているつもりです。
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コメタ (Белая медведица Комета/Lední medvědice Kometa) 
Photo(C)Ростовский-на-Дону зоопарк

ロストフ動物園はコメタの新しいパートナーを探しているわけですが容易には見つからないようです。というのもコメタの祖母はウスラーダですので彼女は「アンデルマ/ウスラーダ系(カザン血統)」に属しているからです。年齢から考えればペンザ動物園の8歳になる野生孤児出身の雄(オス)のベルィがいるわけですがペンザ動物園は一頭しかいないホッキョクグマのベルィを田椽に移動させる実などないでしょうし、そもそもベルィは連邦政府の天然資源・環境省の自然管理監督局 (RPN - Росприроднадзор) によってペンザ動物園での飼育を指示されて飼育されている個体なのです。コメタのパートナー探しは頭の痛い話です。

(資料)
Дон-ТР (Nov.21 2018 - Викторины и призы: в ростовском зоопарке отметят День рождения медведицы Кометы)
Новости Ростова-на-Дону (Nov.21 2018 - В ростовском зоопарке медведица Комета отпразднует день рождения)
Блокнот Ростов-на-Дону (Nov.22 2018 - Медведица Комета отметит день рождения в ростовском зоопарке)
АиФ-Ростов (Nov.22 2018 - Зеркала для фламинго и пара для медведя. Как готовятся к зиме в зоопарке)

(過去関連投稿)
ロシア最大の石油会社 ロスネフチがロシアの動物園の全ホッキョクグマへの援助・保護活動開始を表明
ロシア南部 ロストフ動物園のテルペイとコメタの飼育展示場改良工事にロスネフチ社が資金援助
ロシア・ロストフ動物園のテルペイとコメタの近況 ~ ノヴォシビルスク在住のファンの方の映像
ロシア南部・ロストフ動物園のコメタとテルペイとの新ペア ~ 飼育展示場改造による30年振りの繁殖への期待
ロシア・ロストフ動物園のコメタの飼育展示場改造工事は6月に終了の見通し ~ ホッキョクグマを支えるもの
ロシア南部 ・ ドン河下流のロストフ動物園のコメタの飼育展示場の改造工事が終了
ロシア・ロストフ動物園のホッキョクグマたちの一日 ~ ロストフ・ナ・ドヌは欧州とロシアで最も危険な街?
ロシア・ロストフ動物園のコメタの近況 ~ 個体にロシアのファンの関心が深まる
ロシア南部・ロストフ動物園の5歳になったコメタが本格的に挑んでいく繁殖の舞台
ロシア・ロストフ動物園がコメタとテルペイ(ヤクート)とのペアでの繁殖を断念 ~ 新パートナー導入へ
ロシア・ロストフ動物園の「国際ホッキョクグマの日」~ 優遇されるコメタと冷遇されるテルペイ (ヤクート)
ロシア南部 ロストフ動物園のコメタの新しいパートナー探しに予想される困難な現状
ロシア南部・ロストフ動物園の猛暑の下でのコメタ ~ プールの水温冷却を好まないホッキョクグマの不思議
ロシア南部・ロストフ動物園で飼育展示場の整備工事が行われる ~ 「ロストフは熊谷より暑かった!」
ロシア・ロストフ動物園で進むホッキョクグマ飼育展示場の整備 ~ 次々と行われるロスネフチ社の資金援助
ロシア・ロストフ動物園のコメタとテルペイ(ヤクート)の夏の日
(*2015年9月 ロストフ動物園訪問記)
・ロストフ動物園へ ~ サーカス出身のホッキョクグマ、イョシ(Ёши)との5年ぶりの再会
・イョシ(Белый медведь Ёши) 、素顔とその性格
・ロストフ動物園二日目 ~ 好男子テルペイ(Терпей)との二年ぶりの再会
・テルペイ(Белый медведь Терпей)、その素顔と性格
(*2017年8月 ロストフ動物園訪問記)
・真夏の猛暑のロストフ動物園、テルペイとコメタのそれぞれの暑さしのぎ ~ "How to live with summer heat"
・テルペイ (Белый медведь Терпей)、その将来の不安定性
・コメタ (Белая медведица Комета) 、その素顔と性格
・ロストフ動物園訪問二日目、36℃を示した温度計 ~ テルペイ (ヤクート)とコメタに幸あれ!
by polarbearmaniac | 2018-11-26 02:00 | Polarbearology

ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のナヌクが満六歳となる ~ 年少ペア形成の必要性

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ナヌク (Білий ведмідь Нанук/Белый медведь Нанук)
Photo(C)НикLife/Николаевский зоопарк

ウクライナのムィコラーイウ動物園で飼育されているのは2011年11月27日にモスクワ動物園でシモーナの産んだ三つ子の一頭である雌(メス)のジフィルカ、そして彼女の娘である2017年12月8日に生まれたスメタンカ、そしてジフィルカのパートナーであるチェコ・ブルノ動物園で2012年11月24日に生まれた雄(オス)のナヌクという三頭です。ナヌクの生まれ故郷のブルノの地元のファンはこのナヌクに対して現在でも深い想いを抱きプレゼントを贈り続けていることは今まで何回も投稿してきました。このナヌクの満六歳の誕生会のイベントが昨日24日にムィコラーイウ動物園で行われました。多くの親子連れがこのイベントに集まり、子供たちはプレゼントや自分たちの描いた絵などを持って参加したそうです。その様子を地元のメディアが何枚もの写真で報じていますのでこちらをクリックしていただいてご覧ください。
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ナヌク Photo(C)Николаевский зоопарк

(*追記)映像が入ってきましたので以下にご紹介しておきます。



ナヌクはやっと6歳になったばかりですが、もうスメタンカという間もなく一歳になる子供があるわけです。私は今年の8月に5日間連続でムィコラーイウ動物園を訪問しましたが、その時に会ったナヌクはやはりまだ若いためか堂々とした風格が備わっているようには見えませんでした。しかしこういった非常に若年のペアで繁殖に成功している例を見ますと先日の十勝毎日新聞の記事の中でも触れられていたように、日本では繁殖可能な年齢になった若年個体のパートナー探しよりも繁殖可能な年齢が間もなく終わろうとしている個体にパートナーを優先的に割り振るといった考え方が本当に妥当であるかを考えたくもなるわけです。ペアは若いうちから同居させたほうが繁殖の可能性が高いということは欧米やロシアの例をとっても言えるわけですからアイラ、マルル、ポロロといった若年個体のパートナー探しにアクセルを踏む必要があると思います。ムィコラーイウ動物園では雄(オス)のナヌクは5歳の時に、そして雌(メス)のジフィルカは4歳の時に繁殖行為を行い、そしてそのシーズンの12月にスメタンカが誕生しているわけですから超スピード繁殖ということになります。しかしアイラ、マルル、ポロロには容易にはパートナーが見つからないというのが日本の現実でもあるわけです。

(資料)
НикLife (Nov.24 2018 - С подарками и детским вниманием николаевский белый медведь Нанук отпраздновал свое шестилетие)
Інше.ТВ (Nov.24 2018 - В Николаевском зоопарке отметили день рождение белого медведя Нанука)
Преступности НЕТ (Nov.24 2018 - С подарками и детским вниманием николаевский белый медведь Нанук отпраздновал свое шестилетие)

(過去関連投稿)
(ナヌク関連)
チェコ・ブルノ動物園のコメタがロシア・ロストフ動物園へ ~ ブルノ、モスクワ、ロストフの巧妙な三角関係
チェコ・ブルノ動物園のコメタとナヌクの将来への不安 ~ 忍び寄るロシアとウクライナの紛争の暗い影
チェコ・ブルノ動物園のナヌクが同園を出発、ウクライナのムィコラーイウ動物園に向かう ~ 物語の終幕
チェコ・ブルノ動物園のナヌクが無事にウクライナのムィコラーイウ動物園に到着
ホッキョクグマ・アイカ と レディン一家の物語 ~ 愛情の日々、そして悲劇的な終末へ
ウクライナ、チェコ、ポーランド、スロヴァキアの四か国の動物園が「欧州スラヴ圏動物園共同体」を形成か?
ウクライナのムィコラーイウ動物園に移動したナヌクのその後 ~ 複雑なスラヴ圏のホッキョクグマ事情
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のジフィルカとナヌクの誕生会が開催 ~ 国境をまたいだファンの交流
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のナヌクにクリスマスツリーのプレゼント ~ ナヌクの不本意な存在感
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のナヌクに故郷のファンからプレゼント ~ ホッキョクグマファンの二類型
(*ジフィルカとナヌクの同居関連)
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のジフィルカとナヌクの初顔合わせは、やや不調に終わる
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のジフィルカとナヌクとの近況 ~ 旧ソ連地域のホッキョクグマ界
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のナヌクとジフィルカに誕生日とクリスマスのお祝いが行われる
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園、ナヌクとジフィルカの「国際ホッキョクグマの日」
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のジフィルカとナヌクの背負わされた不幸 ~ "It should have been..."
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のナヌクとジフィルカへチェコのファンからおもちゃのプレゼント
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のジフィルカとナヌクの誕生会が開催 ~ 国境をまたいだファンの交流
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のナヌクとジフィルカの近況 ~ 何者かによる動物の毒殺で脅迫される同園
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園のホッキョクグマ飼育展示場に監視カメラが設置 ~ 脅威に備える同園
ホッキョクグマ・アイカ と レディン家の物語 ~ 愛情の日々、そして悲劇的な終末へ
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ 一頭が元気に成育中
ウクライナ・ムィコラーイウ動物園での赤ちゃん誕生の報道に登場した「悲劇のホッキョクグマ」アイカの姿
(*2018年8月 ムィコラーイウ動物園訪問記)
・ムィコラーイウ動物園へ ~ ジフィルカとの再会、そしてミコルカ(仮称)との出会い
・ナヌク (Lední medvěd Nanuk)、その姿と実像 ~ 偉大な雄(オス)の風格が備わるのはまだ先か?
・ジフィルカ (Белая медведица Зефирка)、天性の母親の資質
・ミコルカ (仮称 - Белый медвежонок Мыколка)、素顔とその性格
・ムィコラーイウ動物園訪問二日目 ~ ジフィルカ親子の示す愛情の絶妙な相互関係
・ムィコラーイウ動物園訪問三日目 ~ ジフィルカの自己犠牲的献身性の母親像
・ムィコラーイウ動物園訪問四日目 ~ 猛暑の中で頻繁に授乳を行うジフィルカの体力的強靭さ
・ムィコラーイウ動物園訪問五日目 ~ ジフィルカさん、ミコルカ(仮称)ちゃん、ナヌクさん、お元気で!
by polarbearmaniac | 2018-11-25 03:00 | Polarbearology

ロシア・ペルミ動物園がミルカ(ユムカ)の産室内映像を公開

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ミルカ(ユムカ)(2018年5月25日撮影 於 ロシア・ペルミ動物園)

2012年の12月16日にロシアのカザン市動物園で生まれた現在5歳の雌(メス)のミルカ(ユムカ)は現在はペルミ動物園で飼育されていますが彼女には今年の繁殖シーズンにおける出産の期待があることはすでに投稿しています。彼女は昨年2017年11月14日に出産はしているのですが食害によって赤ちゃんは成育しませんでした。その時彼女はまだ4歳だったわけですから次のシーズン以降に大きな期待がかかって当然です。今年もペルミ動物園ではミルカ(ユムカ)の出産に向けて準備態勢に入ったことはすでに「ロシア・ペルミ動物園がミルカ(ユムカ)が出産準備体制を整える ~ 出産成功への大きな期待」という投稿で述べたことがあります。 さて、そのミルカ(ユムカ)ですがペルミ動物園は彼女の産室内の映像を公開しましたので見てみることにしましょう。



ペルミ動物園では注意深くミルカ(ユムカ)の様子をモニターしているそうで、彼女の気分は刻々と変化しているということを明らかにしています。最も好きなもの以外は口にしなくなっているそうで、同園はこの彼女の食欲の減退は彼女が妊娠していて出産が十分に期待できることを示していると述べています。さて、上の映像を見ての私の想像ですが、ミルカ(ユムカ)は出産しない確率のほうが高いような気がします。彼女の様子は出産を近くに控えた雌(メス)のホッキョクグマの行動としてはやや動きが多いように思うからです。それから、この産室の構造にもかなり問題があるように思います。かつて故アンデルマが出産したのもこの産室なのでしょうか? かなり不安があるように思います。いすれにせよ長い時間彼女をモニターしている同園の担当者の方が「期待は大きい」と述べているわけですから、遠い日本にいる私ごときがあれこれ言うのもおかしな話ではありますが....。

(資料)
Пермский зоопарк (Nov.23 2018 - Пришла зима, а с ней и новости про медведей.)
Новости Перми (Nov.23 2018 - «Флегматичная и неприступная»: пермский зоопарк опубликовал видео беременной медведицы Милки)

(過去関連投稿)
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園でアンデルマとユムカ、そして野生孤児セリクの3頭同居は順調な滑り出し
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園でのアンデルマ、ユムカ、セリクの三頭同居は大きな成果を上げる
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園でのアンデルマ、ユムカ、セリクの三頭同居の近況 ~ 最新の映像が公開
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園のアンデルマ、ユムカ(ミルカ)、セリクの近況
ロシア・ウラル地方 ペルミ動物園、初冬のユムカ、セリク、アンデルマの姿 ~ 調和のとれた関係
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園で夏期恒例のホッキョクグマへの活魚のプレゼント始まる
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園の「ホッキョクグマの日」のイベントで訓練の様子が公開される
ロシア・ペルミ動物園の「国際ホッキョクグマの日」 ~ アンデルマ、ユムカ、セリクと来園者たち
ロシア・ペルミ動物園でセリクとユムカ(ミルカ)が後見役のアンデルマの影響からの独立を指向へ
ロシア・ウラル地方 ペルミ動物園で夏期恒例の活魚のプレゼント始まる ~ ロシア最長老のアンデルマ健在!
ロシア・ウラル地方 ペルミ動物園の三頭のホッキョクグマたちの日常の小さなドラマ
ロシア・ペルミ動物園がミルカ(ユムカ)の妊娠・出産の可能性を言及 ~ 無名の彼女が脚光を浴びる日を期待
ロシア・ペルミ動物園が間もなくミルカ(ユムカ)の出産準備体制移行へ ~ 運気を引き寄せる流れに乗る同園
ロシア・ペルミ動物園のミルカ(ユムカ)が産室へ ~ ゴーゴ誕生以来13年振りの赤ちゃん誕生なるか?
ロシア・ペルミ動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 残念ながら食害で死亡するも来年への期待
ロシア・ウラル地方、ペルミ動物園のホッキョクグマたちに新年のお祝いのクリスマスツリーのプレゼント
ロシア・ペルミ動物園の「国際ホッキョクグマの日」 ~ セリクとミルカ(ユムカ)の新時代
ロシア・ペルミ動物園のホッキョクグマたちの夏の日 ~ ミルカ(ユムカ)に年末の出産の期待
ロシア・ペルミ動物園がミルカ(ユムカ)が出産準備体制を整える ~ 出産成功への大きな期待

(*2018年5月 ペルミ動物園訪問記)
ペルミ動物園でのセリクとミルカ(ユムカ)との再会 ~ 寂しさが漂うアンデルマの不在
ペルミ動物園訪問二日目 ~ アンデルマより薫陶を受けたセリクとミルカ(ユムカ)への声を限りの声援
by polarbearmaniac | 2018-11-24 00:30 | Polarbearology

ロシア・イジェフスク動物園のプルガの満一歳の誕生会が開催される ~ ガイドラインは守られるか?

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ドゥムカとプルガ Photo(C)Зоопарк Удмурти





ロシア・ウドムルト共和国のイジェフスク動物園(公式にはウドムルト動物園 - Зоопарк Удмуртии)で昨年2017年11月22日に当時13歳のドゥムカ (Думка) お母さんから誕生した雌(メス)のプルガ (Пурга) が満一歳となり昨日11月22日の誕生日に誕生会のイベントが開催されました。地元のファンや支援企業、そして同園のスタッフからプルガにおもちゃやアイスクリームなどの好物、そして誕生祝のカードや氷のケーキなどのプレゼントがあったそうです。蜂蜜やスイカはおもちゃの中に隠してあったようでプルガは大喜びの様子だったそうです。今回はホッキョクグマへのプレゼントとしてはおそらく過去には例がないと思われるものがプレゼントされたようで、それはスノーボードだったそうで、案の定プルガはこの珍しいプレゼントに真っ先に突進したようです。
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Photo(C)Зоопарк Удмуртии

私は5月にイジェフスク動物園を五日間にわたって訪問してこの親子の様子をじっくりと観察してきましたが(過去関連投稿参照)、プルガは優れた個体であることは勿論のこと、母親であるドゥムカが非常にスケールの大きな母親であることに魅了されてしまいました。母親として能力的にも優秀であり彼女がこれほどまでに素晴らしい母親であったかと驚いてしまいました。野生出身の彼女は以前のパートナーであるノルド(現 コペンハーゲン動物園)ではなく野生出身のアイオンと組んで今回のプルガの誕生となったわけで野生出身同士のペアによる新血統としてプルガは多分欧州に移動することになるでしょう。
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Photo(C)Зоопарк Удмуртии

欧州やアメリカならばプルガはもう一年は確実に母親と一緒に暮らすことになるはずですがロシアでは母親との同居が一年というケースが今までは非常に多かったわけです。つまり欧州やアメリカでは「三年サイクル」の繁殖を行いロシアでは「二年サイクル」の繁殖を行ってきました。この「二年サイクル」の繁殖は動物福祉 (Animal welfare)上では問題が多いということは以前に何度も投稿しています。ところが2016年にロシアでは正式に「ホッキョクグマ飼育ガイドライン ("МЕТОДИЧЕСКИЕ РЕКОМЕНДАЦИИ по содержанию белых медведей в условиях зоопарков России") 」が発表されており、それによれば「誕生した個体は少なくとも18ヵ月間は母親と同居させることが必要である。」と規定されました。これはロシアでも欧米と同じようにホッキョクグマの繁殖に「三年サイクル」が採用されたことを意味します。これについては是非「ロシアの動物園のホッキョクグマ飼育ガイドラインよりの考察 ~ (1) 繁殖 - 「三年サイクル」を採用へ」という投稿を御参照下さい。
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Photo(C)Зоопарк Удмуртии

このガイドラインの規定に沿うならばプルガの欧州での移動は来年の秋以降になるはずです。しかし仮に彼女が今年の12月から来年の3月頃までの間に欧州に移動するということになればこのガイドラインの規定は守られないこととなるわけです。仮に守られないでプルガが欧州に早々と移動するならば、そこには欧州側 (EAZA)の強い意向(早期の欧州への移動の要求)の存在を意味することになります。「ホッキョクグマ親子の同居は二年間(つまり三年サイクルの繫殖)」としている欧州側が、ロシアの動物園のホッキョクグマならば母親との同居は一年程度でよいと考えてプルガの欧州への早急な移動をロシア側に求めるならば、それはまさに欧州側にダブルスタンダードが存在することを意味することになります。自分たち(欧州)の動物園のホッキョクグマ親子の動物福祉は尊重してもロシアの動物園のホッキョクグマ親子の動物福祉は軽視するということになるわけですから、それは欧州側に狡猾な偽善的態度があることを意味することになるでしょう。プルガがいつまでイジェフスク動物園に留まるか.....それを以上の観点から注目して見守りたいと思っています。

(資料)
Зоопарк Удмуртии (Новости/Nov.22 2018 - День рождения белого медвежонка Пурги)
Вести.Удмуртия (Nov.23 2018 - День рождения белого медвежонка отпраздновали в зоопарке Ижевска)
Сусанин (Nov.23 2018 - В ижевском зоопарке отпраздновали день рождения белой медведицы)

(過去関連投稿)
ロシア・イジェフスク動物園のドゥムカの幼年時代 ~ モスクワ動物園での「発達障害」の克服
ロシア・イジェフスク動物園がドゥムカの出産準備体勢へ ~ 野生出身のペアによる「新血統」誕生なるか?
ロシア・イジェフスク動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 遂に「新血統」の誕生!
ロシア・イジェフスク動物園で誕生の赤ちゃんが生後一ヶ月を無事に通過し両目も開く
ロシア・イジェフスク動物園で誕生の赤ちゃん (仮称 スネジンカ・アイオノヴナ) が無事に生後二ヶ月となる
ロシア・イジェフスク動物園で誕生の赤ちゃん (仮称 スネジンカ・アイオノヴナ) が生後三ヶ月へ
ロシア・イジェフスク動物園の赤ちゃん(仮称 スネジンカ・アイオノヴナ) が間もなく生後四カ月へ
ロシア・イジェフスク動物園の赤ちゃんが初めて屋外に登場!~ 性別は雌(メス)と判明
ロシア・イジェフスク動物園の雌(メス)の赤ちゃんの名前の公募が始まる
ロシア・イジェフスク動物園のドゥムカお母さんと雌(メス)の赤ちゃんの活動範囲が拡大する
ロシア・イジェフスク動物園の雌(メス)の赤ちゃんが元気に生後四カ月が経過
ロシア・イジェフスク動物園の雌(メス)の赤ちゃんの名前が "プルガ (Пурга)" に決まる
ロシア・イジェフスク動物園のドゥムカお母さんとプルガの近況 ~ 「種」より「個」への発想
ロシア・イジェフスク動物園の赤ちゃんのプルガが初めてプールに入る ~ 注目すべき今後の成長
ロシア・イジェフスク動物園のドゥムカ親子とアイオンの近況
(*2018年5月 イジェフスク動物園訪問記)
・4年振りのイジェフスク動物園訪問でザバーヴァとバルーのペアに再会 ~ 活動の変化のリズムが合致するペア
・ザバーヴァ (Белая медведица Забава)、これからのロシアで期待される新星の素顔
・バルー (Белый медведь Балу)、成長した姿とパートナーに対する絶妙な距離間系を維持
・プルガちゃん、初めまして! ドゥムカお母さん、四年振りになりますね!
・ドゥムカ、母親としての本質的な能力が開花 - 世界のトップレベルの母親のグループに仲間入り
・イジェフスク動物園訪問二日目 ~ ドゥムカ親子との充実した一日
・イジェフスク動物園訪問三日目 ~ ドゥムカ親子、バルー、ザバーヴァのそれぞれの一日
・イジェフスク動物園訪問四日目 ~ ホッキョクグマたちの生活のリズムの変化
・イジェフスク動物園訪問五日目 ~ 快晴の土曜日のホッキョクグマたち
・イジェフスク動物園訪問六日目 ~ ドゥムカお母さん、プルガちゃん、バルー君、ザヴァーバさん、お元気で!
by polarbearmaniac | 2018-11-23 17:00 | Polarbearology

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人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


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